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ヒトのやってものを見ているのか!人間の眼は超高性能カメラ以上の性能を持っている!?【人体の不思議】

眼とカメラの構造は似ている!

人間の眼の構造は、カメラとよく似ています。まぶたはレンズキャップやシャッター、角膜と水晶体はレンズ、虹彩の瞳孔は絞り、網膜はフィルム(撮像素子)にたとえられ、前方の角膜と水晶体に映うつった像を、後方にある網膜に焦点を合わせることで、ものが見えるしくみになっているメカニズムも同じです。

焦点は、水晶体の厚みを変えることで自動調整、カメラはレンズの位置を前後に平行移動することで調整しています。では、人間の眼をカメラにたとえると、どれくらいのスペックになるのでしょうか

画角は、50ミリの標準レンズが人間の眼で見た画角にもっとも近いようです。

写真の画質データ量を現す画素数をあえて人間の眼にあてはめてみると5億7600万画素にもなるといわれます。ただし、人間がはっきり見ているのは眼の中心窩が光を受け取る、視野の中心2度程度の範囲といわれ、周辺は〝感じている〟程度のため、周辺の画素数は700万画素程度だそうです。ちなみに最近のカメラの画素数は2000万画素を超えるモデルが多くなりました。

また、光の感度を現すISOでは、ヒトの眼は夜は昼の600倍もの感度であることがわかっています。明るい太陽光のもとでヒトの眼をISO25とするなら、暗いところではISO15000となります。

カメラはISOの数字が大きくなるとノイズ(ザラザラ感)が目立ちISO12800程度が限界といわれますが、ヒトの場合は〝脳が画像をカバーする″ ため、ノイズを気にする必要はありません。

ホワイトバランス(適切な白色の再現)も脳が随時調整しています。さらに人間の場合、左右2つの眼から入った映像をひとつの映像として処理しているため、立体的にものを見るなど、超高性能カメラ以上の優すぐれものといえます。

出典:『図解 人体の不思議』監修/荻野剛志

【書誌情報】
『図解 人体の不思議』
監修:荻野剛志

「頭のよさは脳の大きさと関係ない?」「別腹は本当にある?」「恋愛は3か月で冷める?」「薄毛も肥満も遺伝のせい?」ーー科学が発達した現在でも「人体」は多くの謎と不思議に包まれ、最も身近で興味深く関心の高いテーマです。本書では、最新データや研究にも触れながら、人体のナゾとフシギを解き明かします。実際に役立つ知識と情報満載の1冊!

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