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重量打線で7年ぶりの13度目の甲子園決めた三重高に注目!三重地区の甲子園での戦いとは!?【がっつり!甲子園2021】

Text:橋本雅生

全国49地区 夏の大会データベース
【三重】

絶対王者が存在せず、伝統校と新勢力がしのぎを削る状況となっている三重県。その中で、近年になって力をつけているのが津田学園。混戦を抜け出し、新たな顔となれるか


《2021年 センバツ結果》出場なし

●甲子園での戦い&夏の展望
新旧入り乱れての大混戦春季大会上位校が優位!名門・古豪も虎視眈々!

東海地区で最も混戦模様となっているのが三重県だ。名門と新たな勢力の力が拮抗しており、毎年のように代表が入れ替わっている。それでもここ5年ほどは、初出場校が続いた印象が強い。

その中でも津田学園が、今夏の本命候補。直近5年で2度、選手権に出場している新勢力の旗手は、春季大会準優勝で東海大会に出場。岐阜の名門・中京に乱打戦の末に敗れはしたが、力のあるところは見せた。佐川監督が前(佑囲斗=現オリックス)2世と称するほど信頼を寄せるエース・窪田勇成を柱に2年ぶりの頂点を目指す。

二番手には松阪商を推したい。秋準優勝、春ベスト4、さらには昨夏の独自大会でもベスト4と、常に上位に食い込んでいる。突出した存在はいなくとも、総合力は十分。

春優勝の津商、ベスト4の海星のほか、春は結果を残せなかったが三重や白山といった甲子園経験校がこれに続く。

ほかで注目したいのが、3度の選手権出場がある宇治山田商。春は優勝した津商に敗北したが、接戦で大きな力の差があったわけではない。何より、今年は創部100周年の特別な年。いつも以上に気合いが入っているだろう。

過去10年三重 夏の甲子園/地方大会決勝戦績

全国49地区夏の甲子園DATABASE【東海編】

私学優位の高校野球。東海エリアもご多分に漏れず、その傾向が見られる。特に愛知は、中京大中京、愛工大名電、東邦、享栄の愛知4強で春夏合わせて65%以上の出場回数を記録するほど私学の県だ。一方、ほかの3県では私学が台頭する中でも公立が気を吐いている。県岐阜商、静岡などの健闘に期待すべし!!

私学圧倒的優位の愛知公私が伯仲する他3県

東海エリアは、これまでにすべての県が春夏ともに優勝した経験がある。これを達成しているのは、実は四国と東海だけという稀有な実績だ。どちらも構成する県が少ないという側面はあるが、実力校が多く存在することの証しと言える。そして、公立の雄がいる点も特徴だ。全国を制したこともある公立の古豪が今なお優勝争いに絡むのは、私学優位の現状にあっては珍しい。

実際、愛知を除く3県は直近年でも公立校の奮闘が目立つ。岐阜では県岐阜商、静岡では静岡、そして三重ではいなべ総合などが甲子園出場を果たしている。とりわけ三重は、10年間で4校も出場しており、公私入り乱れての混戦模様。公立の活躍に地元が盛り上がる……そんな昔ながらの楽しみが東海にはある。

しかし、愛知は例外だ。大会参加チーム数が全国トップだけあってレベルが高く、昔から愛知私学4強と呼ばれる4校(中京大中京、東邦、愛工大名電、享栄)が中心の群雄割拠。こうした全国屈指の強豪エリアだけあって、愛知の代表校は甲子園で上位に進出しやすい。

過去5年 東海地方大会結果

『がっつり!甲子園2021』7月5日発売!

2年ぶりの夏が戻って来た!自粛ムードにつつまれた日本列島に清々しい活気の旋風を巻き起こす球児たち!この夏の主役候補たちに大接近!春夏連覇を目指す東海大相模の門馬監督と石田隼都投手!ドラ1候補、大注目の小園健太投手(市立和歌山)、達孝太投手(天理)の直前の意気込み!甲子園を目指しユニークなチームづくりを仕上げてきた注目校もクローズアップ!高校野球ファンのあなたにぜひ手に取ってみて欲しい一冊です! !

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