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西川龍馬とクリーンアップを形成し高校通算52本放った「小柄な左打者」!吉田正尚/オリックスバファローズ(敦賀気比)【東京五輪を戦った侍ジャパンの高校時代】

Text:花田雪

東京五輪を戦った侍ジャパンの高校時代

●吉田正尚/オリックスバファローズ(敦賀気比)

173センチと小柄な体躯ながらフルスイングを信条とし、昨季は打率.350で自身初の首位打者を獲得。確実性とパワーを兼ね備えた完成度の高い打撃で東京五輪でも主軸としての働きが光った吉田正尚。

高校時代は敦賀気比で1年春の北信越大会から4番に抜擢されるなど、早い時期から頭角を現していた。同年夏の県大会では1年生4番として大会通算打率.615を記録。夏の甲子園にも出場し、1回戦で敗退したものの8回に甲子園初安打となるタイムリーを放っている。


同年秋も主軸として県大会優勝、北信越大会準優勝に貢献すると、翌年センバツで2季連続の甲子園出場。3回戦で敗れたが3試合で4安打を放つ活躍を見せている。

しかし、2年夏以降はなかなか甲子園にたどり着けず、同年夏は3回戦敗退。翌3年夏は準決勝敗退。特に最後の夏は4番として期待されたが、3試合で10打数2安打と不本意な結果に終わっている。

ちなみに、高校時代の1学年下には西川龍馬(現広島)がおり、3番・西川、4番・吉田とのちにプロ入りを果たす2人でクリーンアップを形成していた。

当時からパンチ力のある打撃がウリで、高校通算本塁打は52本。「小柄な左打者」ながら高校時代も含めて過去に一度も「逆方向に転がせ」といった指導を受けてこなかったことが後の大成につながったと本人も語っている。

高校卒業後は青学大に進学し、1年春からレギュラーに定着すると東都大学リーグ通算111安打(1部リーグでは安打)を記録。大学日本代表でも4番を務め、2015年ドラフト位でオリックスに入団。

高校時代からの「フルスイング」をプロでも継続し、3年目には完全にレギュラーに定着した。

高校時代は技術とパワーを兼ね備えながら、その「体格」で評価を落とした感もあったが、自らのスタイルを貫き続け、この夏、東京五輪という大舞台に立った。

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