菊花賞(日曜・京都)
3歳クラシック3冠レースの最終戦。芝3000m戦、GⅠ。
阪神で行われた21、22年を除く、データは過去8回です。
1番人気は〔303〕、2番人気は〔030〕、3番人気は〔200〕。
6番人気以下〔133〕、2ケタ人気馬〔012〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券1本。
毎年1~3番人気の1頭が連に絡んでいます。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは2つのGⅡのTRから。
神戸新聞杯から〔533〕。3着以内10頭に、2番人気5着馬が1頭。この馬、菊花賞では3着まででした。
セントライト記念から〔122〕。連対4頭に、4番人気9着馬。
その他、GⅠのダービーから〔010〕。勝ち馬。
GⅡの札幌記念から〔010〕。3着馬。
GⅢのラジオNIKKEI賞から〔100〕。2着馬。
3勝クラスから〔100〕。芝2200m戦を1番人気1着だった馬。
2勝クラスから〔013〕。芝2200m戦または芝2600m戦を1、2番人気で1着だった馬です。
馬券圏内24頭中、22頭が前走3着以内。残る2頭は、TRの神戸新聞杯5着馬とセントライト記念9着馬。この2頭、どちらも皐月賞、ダービーを走っていて、共に皐月賞4着の実績がありました。
連対16頭中、重賞勝ち馬は6頭、重賞で2着がある馬は5頭。また、4頭にOPクラス3着以内があり、残る1頭はここが初のOPクラスだった23年の勝ち馬ドゥレッツァです。
例えば、20年、前走2勝クラスを勝ち上がって菊花賞2着になったアリストテレスにも、さかのぼれば若駒S、すみれSの2着がありました。OP経験があるなら、好走歴は必要なようです。
さらに、連対16頭中13頭に芝2400m以上への出走歴があり、2頭には芝2200mへの出走歴がありました。
例外は、18年の菊花賞を4戦目で勝ったフィエールマン。この馬、デビューからすべて芝1800mを走り、2戦2勝。初重賞の前走ラジオNIKKEI賞で、2着になった馬です。
キャリア9戦以上は2着まで。
最後に枠順ですが、勝ち馬8頭のうち、5頭が5番枠より内の馬。残る3頭は、12、13、17番枠の馬。外が絶対にダメではありませんが、内枠好走をちょっぴり頭の中に置いておきたいレースです。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 改訂新版が発売!
『改訂新版 自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
2020年4月に発売した元本の内容をリニューアルして、最新のレース内容や血統表にした改訂新版です!
公開日:2024.10.17