ハンズ・アイ・コミュニケーションという言葉をご存知ですか? 目から入ってきた情報に対して、手が何かをしようとするとき、どれくらい手が正確に反応できるか、つまり目と手のコーディネイト能力のことを指す言葉です。
私たちはテーブルのコップを掴むとき、その距離が何センチ何ミリだと正確に測らなくても掴めます。ゴミ箱にゴミを放るとき、距離を歩測しなくても、大体ゴミ箱周辺には放れます。それと同じで、グリーン上でカップまでの歩測をしなくても、目で 見て、あのカップに球を届かせるには、これぐらい打てばいいだろうという潜在能力を持っています。Sスウィングは、その潜在能力を最大限に活用するスウィングです。
練習場では、いつも同じ位置に球を置くのではなく、前後左右にズラしてみたり、球の高さを変えて、ときにはハーフトップするなどの練習をして、インパクトエリアで、自分の意図した通りにクラブヘッドを操作する能力を高めましょう。
【書誌情報】
『誰でもできるナイスショットの絶対法則』
著者:佐久間馨
ゴルフのパットがうまくなるために、1アドレス(構え方)、2ストローク(打ち方)と距離感、3グリーンの読み方を写真を交えてその方法をわかりやすく解説。ラウンド当日の練習方法も、5分間~20分間の練習時間別に紹介。パッティングは、グリーンの傾斜を読む力、その感性を育むために必要な基礎技術をこの本で体得していただきたいと願いながら書きました。技術と感性が向上し、スコアアップに、そしてゴルフのおもしろさアップにつながりましたら幸いです。
公開日:2020.03.29