体重移動のイメージ
軸足にためた体重を、先に出したグラブにぶつけるようなイメージを持つとスムーズに体重移動ができる。ためてためて……一気に動くのがポイントだ!
①ギリギリまで軸足に体重をのこす
投球動作に入っても、なるべくギリギリまで軸足(右ピッチャーの右足)に体重を残しておく。
②グラブを前に出す
腕を上げると同時に、グラブをホーム方向に向けるが、これが体重移動の目標になる。
③ターゲットはグラブ!
前に出しておいたグラブが、体重移動のターゲット!ここに向けて体をぶつけていく。
④胸をグラブにぶつける!
右ピッチャーなら左足をふみこんで軸足(右足)でプレートをけると同時に、自分の胸をグラブに一気にぶつけるようなイメージ。
高岸流ワンポイントアドバイス
●グラブを「引く」のではなく胸をグラブに「ぶつける」!
よく、「グラブを自分の胸にひきつけなさい」と言われることがあるけど、ぼくの場合はグラブを引くのではなく、むしろグラブに向かって胸をぶつけるイメージが強い。前に出したグラブの位置は変わらず、動くのは自分の体(胸)のほう。結果的にグラブを「引いている」ように見えるけど、このほうが体重をホーム方向に一気にぶつけることができる。
『やればできる!ティモンディのベースボール教室』
著者:ティモンディ
お笑い芸人・ティモンディによる野球がうまくなる指南書。超名門・済美高校野球部出身ならではの日々の練習法、トレーニング法などはもちろん「野球部あるある」「済美あるある」「本当にうまくなる練習法」などを網羅した「笑って野球が上手くなる」1冊。投球編、守備編、打撃編などに分けて、比較的基礎的な内容の技術を解説。ティモンディ高岸による「子どもたちへの金言」も掲載。実際に150キロを投げる方法、柵越えを打つために必要なことを大公開します。
公開日:2021.08.14