【50人に1人の身近な問題です】豊橋でひきこもり実態調査を実施当事者や家族の実体験を話す講演会も開催

豊橋市
保健所では「こころの問題」も無料で相談できます!

ひきこもりは50人に1人の割合で起こっている身近な問題です

令和4年度の内閣府調査によると、日本国内で15~64歳のひきこもり状態にある人は146万人いると推測されています。
およそ50人に1人という割合からも、身近に起こりうる問題であることがうかがえます。
ひきこもりについて、当事者やその家族は「家庭内の問題」と考えてしまうケースが多く、世間体を気にするような風潮もあることから、困っていてもなかなか声を上げにくい、自分から発信できずまわりも気づきにくい、という状況があります。
社会問題となっている8050問題のように、ひきこもりの状態が長期化することで、80歳代の親が50歳代の子の生活を支える状況となるなど、生活が行き詰まってから初めて相談する、というケースも少なくありません。

保健所ではひきこもりなど「こころの問題」も無料で相談できます


豊橋市では令和になって初めてひきこもり実態調査を実施しました。
まずは市民の皆様に、ひきこもりについて理解を深めていただくこと、そしておよそ50人に1人という割合からも、誰にとっても身近で、偏見を持つような問題ではないことを知っていただき、
合わせて保健所等ではひきこもりのようなこころの問題についても、無料で相談できることを知っていただければと思います。

令和6年度豊橋市ひきこもり実態調査について今回行った実態調査の結果はホームページで公開しています。


下記リンクよりご覧いただけます。
https://www.city.toyohashi.lg.jp/item/116780.htm
※ひきこもりとは
この調査では、おおむね15歳から64歳までの方で、次に該当するような方を 「ひきこもり状態にある方」とします。
1.仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6ヶ月以上続けて自宅にひきこもっている状態の方
2.仕事や学校に行かず、時々買い物などで外出することはあるが、6ヶ月以上続けて家族以外の人との交流はない方
※ただし、重度の障害等で外出できない方は除きます。

ひきこもり支援ニーズアンケート【当事者または経験者および家族】

当事者や家族の方にアンケートを取った結果、どの年代、立場でも経済面への不安が大きいこころの不調を感じていたり、人間関係に不安を感じている人が多い専門的な知識のある人への相談や、無料で相談できることが求められている周囲へのひきこもりに関する理解も求めているということが分かりました。







ひきこもりに関するアンケート【民生委員・児童委員】


民生委員・児童委員の方にアンケートを取ったところ、
ひきこもり状態にある方を把握している委員は約1割で、把握が難しい
把握していても詳細まではわからないことが多く、関わりをもつ難しさがある
ということが分かりました。
「ひきこもりの当事者と兄弟の立場」を語るYouTube配信