世界史

25.ローマ帝国の曲がり角。キリスト教を公認する【世界史】
「神の前に平等」は多民族国家ローマ帝国にはピッタリの宗教。 神話の神々を奉たてまつって国家宗教とするローマ帝国は、元々、異教には寛容であり、ミトラ教など東方の神秘的な宗教も流行したことがあった。 しかし、キリスト教は一神 […]

24.ローマ軍、クレオパトラのエジプトを征服する【世界史】
絶世の美女に溺れ、祖国を裏切ったアントニウスをオクタヴィアヌスが討つ。 共和制ローマに終止符を打ち、帝政ローマに移行するきっかけになったのは、二度にわたるローマ軍のエジプト遠征だった。最初は前44年、カエサル(シーザー) […]

23.続々と輩出する群小諸国の大陸詣で【世界史】
後漢光武帝に通じた北九州の「漢委奴国王」。 江戸期の天明4年(1,784)、九州博多の志賀島で「漢委奴国王」と陰刻された金印が発見された。読み方は「かんのわのなのこくおう」であるとされ、「漢(後漢)に従属する倭の奴国」に […]

22.漢王劉邦から武帝に繋ぐ漢帝国の世界的発展【世界史】
初代の中華帝国秦王朝に学んだ漢王劉邦の慰安=統治方針。 前209年、農民兵士の陳勝(ちんしょう)・呉広(ごこう)の乱は一時、「張楚(ちょうそ) 」という国を建てる勢いであったが、結局は内部崩壊し、農民出身の劉邦と楚の名門 […]

21.春秋戦国を生き残り中国初の統一国家を建てる【世界史】
秦王の「政」が始皇帝と称し中華帝国の先例を整える。 春秋戦国時代を勝ち抜き、生き残ったのは秦であった。前221年、秦は周(しゅう)(東周)を滅ぼし、中国史上初の帝国を樹立。秦王の政は自ら始皇帝と名乗る。これによって、中国 […]

20.東西融合を図るアレクサンダー大王の東征【世界史】
インド西部まで広がる大帝国を築きヘレニズム時代の扉を開く。 ポリス主体のギリシアと違って、王政下のマケドニアは前四世紀半ば、フイリッポス二世の時代、国力を増強し、ギリシア全土を浸食し始めた。 内部抗争に明け暮れる個々のポ […]

19.イタリア半島に平民主導の共和制ローマ出現【世界史】
貴族と平民が対立しつつ、対外的には協働して周辺都市国家を平定。 前8世紀以前、イタリア半島南部にはギリシア同様、南下したイタリア諸民族と先住民エトルリア人の小都市国家が建設されていた。ティベル河畔下流のローマもその一つだ […]

18.新興ギリシアが専制帝国ペルシアを破る【世界史】
東方の専制帝国から市民の自由と独立を守ったギリシアのポリス連合。 ミケーネ文明の崩壊後、四世紀もの間、沈没していたギリシアが各地に勃興するポリス(都市国家)と共に勢いを盛り返す。 ポリスは土成壁で囲まれた中心市と農村部に […]

17.ダレイオス大王、史上最大の大帝国を統治する【世界史】
東はインダスから西はギリシア、北はカスピ海から南はエチオピアまで。 滅亡したアッシリア帝国はエジプト、リディア、新バビロニア、メディアの四王国に分かれた。この地図を前6世紀になり、書き替えたのがアケメネス朝ペルシアである […]

16.単なる神話で片付かない古代国家の誕生【世界史】
縄文日本から弥生日本への過渡期に出現する国家創成期の伝承。 『日本書紀』によると、神武天皇は庚午年1月1日に生まれ、15歳で立太子。45歳のとき、志を立てて東征を開始し、肥前から宇佐、安芸、吉備を平定して難波、河内に攻め […]

15.周王朝の東遷から約550年間、乱世を繰り返す【世界史】
乱世でも周王朝の権威を護持した春秋から激烈な攻防の戦国へ。 中国4,000年の歴史を振り返るとき、五分の一、800年を周王朝が占めることに驚かされる。太平平楽、いかに安定した支配と統治が行なわれたのか、中国の歴史の中でも […]

14.アーリア人の侵入でできたカースト制度【世界史】
カースト=異民族間の婚姻・同居禁止は風土感染症予防策だった? 前15世紀頃、インドに侵入したアーリア人はインダス川流域のパンジャーブ地方に定住した後、更に前11世紀にはガンジス川流域に進出する。この間、自然神への讃歌(リ […]