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積み立てNISAで選ぶべき商品、実際20年間でどれだけお金が増えるの?【文系女子が幸せになる投資BOOK】

投資先の商品は「お墨付き」だから安

投資で難しいのは、商品選びです。投資信託は一般に買えるものだけでも約6000本あると言われています。この中から選ぶとなると、どれにするべきか迷ってしまいますよね。

そんな中、つみたてNISAで購入可能な商品は、金融庁が定めた条件をクリアした投資信託、またはごく一部のETFのみ。長期の積立に向いていて、かつ低コスト、低リスクの商品しかありません。 その数は全部で200本(2021年10月現在)。かなり数が絞られているので、初心者でも選ぶのにそこまで苦戦することはないと言えるでしょう。

つみたてNISAの商品の中でも豊富な品揃えを見せるのが「日経平均株価」や「NYダウ」といった指数に連動して運用するインデックス型の投資信託です。こうしたインデックス型は、投資信託の中でも特に手数料が安いので、どの商品を選ぶか迷ったら、選択肢のひとつにすると良いでしょう。

20年間でどれだけ増える?

それでは、実際につみたてNISAで運用をしていったら、どのくらいの資産をつくれるのか見ていきましょう。例として、毎月の投資額を1万円、運用利回りが1%の場合でシミュレーションしてみましょう。20年後の積立合計額は240万円、利益は26万円。つまり、266万円の資産が用意できることになります。

もし、毎月の投資額を上限の3万3千333円(年間の投資上限額40万円÷12ヶ月)とし、運用利回りを5%とした場合は、20年後の積立合計額は800万円、利益は570万円となり、1370万円の資産を用意できます。

投資額と利回りによって大きな差が出ることがわかりますね。つみたてNISAの年間の非課税投資枠上限は40万円。それを超えなければ投資額の変更は可能なので、無理のない範囲で調整してみましょう。

出典:文系女子が幸せになる投資BOOK

【書誌情報】
『文系女子が幸せになる投資BOOK』
大竹 のり子 著

「数字や計算式が苦手だから…」という理由で投資に踏み出すことができない文系女子のために、難解な数式などはできる限り払拭し、文章をメインに投資の基礎知識をわかりやすくまとめました。投資信託や株式運用の基礎から、金融商品の売買のコツまで、この一冊でマスターすることができます。もちろん、女性におすすめの株商品や証券口座紹介など、実践的な情報も満載。さらに、文系女子ならではの豊かな感性を投資に生かす方法も紹介しています。

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