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吉凶の前兆!?「縁起」という言葉の本当の意味とは?

いくらでもかついじゃう!?縁起のしきたり

朝、お茶を淹れて茶柱がたったら「おっ、今日は朝から縁起がいいな」となり、玄関を出るときにつまずいたら「なんだか縁起が悪いなぁ」と思うことがあるかもしれません。また、試合の前には必ずトンカツを食べて「勝つ」の縁起をかつぐなど、縁起はかつぐこともできるのです。では、この「縁起」とはなんでしょうか。

縁起はもともと仏教から生まれた言葉です。そのもとは「因縁生起」という考えからで「縁って起こる」、つまりこの世のあらゆるものごとには原因(因)と結果(起)があり、何らかの力(縁)によって存在するということ。縁起の法は「これがあるとき、かれがあり、これが生じるとき、かれが生じる、これがないとき、かれがない、これが滅するとき、かれが滅する」と表し、すべて因果関係があり、それ自体では成り立たない「空」という存在とみなします。

 しかし、現在私たちが普段使っている「縁起」という言葉は、これとは違った意味を持っています。冒頭で述べた通り、どちらかといえば吉凶の前兆として使われることがほとんどです。縁起よくありたい、よい縁起を身近に置きたいということから、縁起を招くためのアイテムであるさまざまな「縁起物」も古くから人々に愛されています。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 日本のしきたり』監修:千葉公慈

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 日本のしきたり』
千葉公慈 監修

「運気を上げる」をキーワードに、「春」「夏」「秋」「冬」の1年を通して行われる暮らしの中のしきたりと、成長や長寿なと?を祝う「通過儀礼」のしきたり、結婚や葬式なと?にまつわる「冠婚葬祭」のしきたりを解説していきます。また、しきたりの「そもそも」と、古来より受け継がれてきたしきたりの変化、地域色、慶事と弔事のしきたりなど、「しきたり七不思議」的な視点で読者の興味を喚起します。日本人ならぜひとも知っておきたい日本のしきたりを図解でわかりやすくまとめて紹介!