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アメリカ合衆国にはどこから人が来たの?【地政学の話】

ヨーロッパからの移住と黒人奴隷の注入

建国(18世紀末)以前からヨーロッパ各地での宗教弾圧を逃れてきた白人と、プランテーション農業の労働力としての黒人が、アメリカ合衆国建国当時の人口構成です。

1860年代は南北戦争で黒人奴隷制が廃止され、その代わりとなる労働力として中国系移民が雇われるようになりました。

大陸横断鉄道は茶(中国人)とウイスキー(アイルランド人)によって作られたという言葉もあるほどです。

労働者として渡った日本人

南北戦争後の急激な経済成長で、アメリカには1870年代から第一次世界大戦まで約3000万人の移民が来ました。

その中には日本人も含まれます。最初はハワイでのサトウキビやパイナップル畑の働き手として雇われ、以降本土にも日本人が集団で移り住むようになりました。

しかし、日露戦争を機にアメリカと日本の関係は険悪となり、日本人移民の排斥運動が起こります。そして1924年に新移民法が施行され、入ってくる移民を国別で制限しました。

現在はこの移民法は適用されていませんが、アメリカは戦争と労働者の確保によって入植する移民の国籍がその都度、変化していったのです。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 地政学の話』
著:荒巻 豊志

シリーズ累計発行部数150万部突破の人気シリーズより、「地政学」について分かりやすく解説した一冊。「地政学」とは、地理的な条件が国家の政治、経済、軍事に与える影響を研究する学問。歴史的背景も関わり、国内・世界中で起こっている諸問題解決の糸口となる、まさに現代に最も必要な知識である。ニュースではよくわからない国際情勢と世界で起こっている現状が見えてくる!

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