祖父江大輔はひげ消滅で中日残留濃厚か!?
日本野球機構(NPB)より11月14日、フリーエージェント(FA)有資格者として公示された中日ドラゴンズの祖父江大輔。
祖父江大輔は今シーズン、55試合に登板し、1勝2敗5S19H、防御率2.59と、2014年にデビューしてから8年連続30試合以上登板し、通算防御率2.84と安定したピッチングを続けている安定感抜群の右腕だ。
昨シーズンは54試合を投げて、最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した祖父江大輔だが、今季推定年俸7000万円と1億円を超えておらず、コスパの良さから他球団から熱視線を送られている。
巨人は今オフのFA市場に参戦しないとの報道が12日に出ているが、今シーズン9試合対戦し、わずか2点しか奪えず、被打率.257、防御率2.00と抑えられた祖父江大輔がFA宣言するとなれば、巨人がチームに加えようと動かないとは言い切れない。
その他、セ・リーグの球団で祖父江大輔から今シーズン3得点以上奪ったのは、広島カープの4得点のみで、どのチームも苦手意識を持っているだけにチームに加えてしまいたいと思っている球団も多いだろう。
今季推定年俸7000万円で年俸ランクがBランクの祖父江大輔を獲得するには、前所属球団が望めば金銭補償に加えてプロテクト外選手1名を人的補償に出さねばならず、プロテクトリストから泣く泣く除外した選手が他球団へ移籍し、大活躍というケースも少なくないだけに、獲得には難しい判断が求められるが、祖父江大輔がFA宣言となれば、他球団からオファーをたくさんもらいそうだ。
祖父江大輔を来シーズンも戦力として考える中日ドラゴンズの新監督に就任した立浪和義は10月末に、すでに祖父江大輔と直接面談し、残留してほしいという気持ちを伝えており、中日ドラゴンズも残留交渉を進めている。
そして、11月4日に、2軍本拠地・ナゴヤ球場でスタートした秋季キャンプでは、秋季キャンプ開始前に立浪和義新監督が、選手らに茶髪、長髪、ひげの禁止を通達したことを受け、祖父江大輔はこれに従ってひげを剃り、秋季キャンプに姿を見せた。
祖父江大輔の“ひげ消滅”で、中日ドラゴンズファンからは、立浪和義新監督の元で野球をやるという覚悟と捉え、中日ドラゴンズ残留かと期待を寄せる声が挙がっている。
祖父江大輔の“ひげ消滅”は、立浪和義新監督の元で野球をやるという覚悟なのか、他球団移籍へ向けた心機一転での髭剃りなのか、現状どちらかはわからないが、祖父江大輔が来シーズンへ向け、どのような決断をするか注目したい。
公開日:2021.11.23