スポーツ記者・飯塚さきの
スポーツ ここが知りたい!―It’s All About Sports!― 第10回
あらゆるスポーツ現場を飛び回るフリー記者・飯塚さきが、大手食品会社・味の素㈱が展開する「ビクトリープロジェクトⓇ」について紹介。後編となる今回は、一般の家庭でも応用できる「勝ち飯Ⓡ」について伺いました。多くのアスリートのメダルを生み出した「勝ち飯Ⓡ」。いったいどのような食事なのでしょうか。
試合に勝つための
「勝ち飯Ⓡ」って?
前回は、味の素㈱が展開するトップアスリートの食事サポート「ビクトリープロジェクトⓇ」について紹介しました。同プロジェクトでは、世界で勝つための栄養プログラム「勝ち飯Ⓡ」メニューの提供で、コンディショニングのサポートを行っています。今回は、そんな「勝ち飯Ⓡ」について解説していきます。
「勝ち飯Ⓡ」とは、トップアスリートが世界で勝つために、なりたいカラダ・コンディションになるための栄養プログラムです。これを一般の人に落とし込むと、「がんばる人のチカラになるごはん」となります。具体的には、ジュニアアスリートはもちろん、部活生や受験生に対し、家庭での「勝ち飯Ⓡ」実践方法として、<3つのポイント>を献立に組み込んでもらうよう提唱しています(上図)。
「たんぱく質」「野菜」「汁物」を意識しておさえることで、必要な栄養素をとることができ、より栄養バランスの整った献立にすることを目指すものです。
また、アスリートや運動部活動やスポーツクラブに所属する子どもたちにとっては、食事だけでは必要な栄養を補えないことが多いため、食事とは別に補食を取り入れることが必要です。3年前のリオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピックでは、選手村に「ビクトリープロジェクトⓇ」ブースを設置し、食事だけでなく、補食もしっかり摂れるように製品提供をしました。現地でも、食事だけでは補えない栄養素を、必要なタイミングに合わせて補食として摂ることができ、選手たちに好評だったといいます。
家庭でも簡単に再現できる
「勝ち飯Ⓡ」メニュー
ではここで、一般の家庭でも再現できる、お勧めの「勝ち飯Ⓡ」メニューを紹介します。
まずは、味の素㈱が勧める汁物の定番メニュー・豚汁をアスリート用にアレンジした「エネルギー豚汁」です。具だくさんの豚汁は、栄養補給に最適といえます。このエネルギー豚汁には、通常よりも多くのじゃがいもが入っており、エネルギー源となる糖質が豊富なじゃがいもと、その糖質をエネルギーに変えくれるビタミンB1の豊富な豚肉を摂ることができ、試合前に最適です。ぜひ、試合や練習前にとっていただきたい一品です。
詳しい作り方は、下記URLをご参照ください。
https://park.ajinomoto.co.jp/recipe/card/800862/
次に紹介するのは、大事な試合前など、緊張してなかなか食事が食べられないときの強い味方「カラダコンディショニング野菜だし鍋」です。緊張する場面では、胃腸の働きが弱まるため、せっかく栄養をとっても、うまく消化・吸収できません。そんなときには、あっさりした野菜だし鍋が一役買ってくれます。味の素㈱の「鍋キューブⓇ」を使えば、味付けも簡単。遠征や合宿のときにも、選手自身で手軽に作ることができます。
こちらも、詳しい作り方を参考にしてみてください。
https://park.ajinomoto.co.jp/recipe/card/800684/
最後は、手軽な補食として最適な小分けおにぎり「Power BallⓇ」です。作り方はとっても簡単。ご飯に「ほんだしⓇ」(顆粒だし)を混ぜ込んで、おにぎりにするだけです。ポイントは、補食として食べきれるように、1つを50g程度(通常のおにぎりの約半分)にして作ること。特に、緊張する現場だと、食べきれない選手もいるためです。さらに、「だし」で「うま味」を加えることで食べやすくなり、消化・吸収を助けてもらえます。すぐに作れる補食として、日々のスポーツ現場で活用してみてください。
食でアスリートをサポートする味の素㈱ならではの取り組み、いかがでしたか? 皆さんもぜひ、毎日の食事を工夫して、よりよいスポーツライフを送ってくださいね。