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スタンス幅を狭くしたショット練習の意外な効果とは?【中井学のゴルフ練習革命】

Text:中井学

調子が悪いときは「おとなしいスイング」で乗り切る

今度は超ワイドスタンスとは反対に、狭めのスタンスに構えて打つ練習です。

7番などのアイアンでも構いませんが、どちらかといえばドライバーやフェアウェイウッドなどシャフトの長いクラブのほうが効果は高いでしょう。

狭めのスタンスは超ワイドスタンスと違って下半身を動かしやすく、体の回転量を大きくすることが可能ですが、この練習量は体の運動量を増やすのが目的ではありません。

この練習がどんな効果があるかといいますと、コースプレーで調子が悪いときの応急的なスイングとして役立つのです。

力んでしまったり、クラブを振り回しすぎたりしてスイングのバランスが崩れている場合は、体の動きが過剰になっているものです。

スイングが暴れるからボールのつかまりが悪くなってしまうわけで、そんなときは体の動きが波打たないような「おとなしいスイング」で調子を立て直すことを考えましょう。

◎狭いスタンスで構えるとミート率が思った以上に上がる

この練習は、スイングの出力を少し下げてミート率を上げるにも役立ちます。

通常のフルショットの出力が8割くらいの人なら、狭めのスタンスでは、6~7割まで力をセーブしましょう。

リラックスしてクラブを軽く振る感覚となりますが、腕や手だけの動きでクラブを操作してはいけません。バックスイングで胸を右にしっかり回し、ダウンスイング以降は胸が目標を指すくらいまで体を回しましょう。

【書誌情報】
『あなたのスコアが一変する! 中井学のゴルフ練習革命 次のラウンドで結果が出る実戦スイングのつくり方』
著者:中井学

アマチュアゴルファーの多くは「一生懸命練習しているのに、なかなかスコアアップにつながらない」というのが、練習成果の現状。本書の著者・中井学プロは「上達するには練習は欠かせないが、その成果がなかなか表れないのは練習に工夫が足りないから。少しの工夫で、もっと早く上手くなれる」と言う。つまり、練習の無駄を省けば効率が上がり、それだけ上達のスピードも上がるということ。この本では「無駄な練習をしないことが上達の近道」という考えのもと、「練習場」「ラウンド前」「ラウンド後」でできる効果的な練習方法をカラー写真で紹介。さらに、QRコードから視聴できる動画からもその方法が確認できる。今の練習にひと手間加えれば「次のラウンドで驚きのスコアアップ」ができる、その練習テクニックのすべてが詰まった一冊!

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