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ランニングで体重を落としたいなら「少しキツめのペース」で走るのがおすすめの理由とは?【ランニングの教科書】

Text:中野ジェームズ修一

効率よく脂肪が燃える運動強度を知ろう

ダイエット目的で運動するなら頑張りすぎはよくないのですが、より多くの脂肪を燃焼させ、ダイエットに適した具体的な運動量はどれくらいなのでしょうか?これはその人の運動習慣や体力によっても異なるため、一概に「何キロメートルを何分ペースで!」と明言することはできませんが、一般的には「ちょっとキツいかな?」と感じるくらいのペースがよいと言われています。

ダイエット目的の場合、楽に走れる程度のペースだと運動強度が足りず、効率的に脂肪を消費することはできません。そこからもう一段ギアを上げるくらいの感覚で走ると、脂肪の消費率がグンとアップするのです。

今の自分に適した運動強度を計算式から求めることもできます。これは「カルボーネン法」と呼ばれる計算方法で、年齢と安静時の心拍数を元に、運動時の目標心拍数を算出することができます。

計算式は左記のとおりで、上限と下限ふたつの目標心拍数を求め、その範囲内に収まるペースで走ることで、脂肪の燃焼に適した運動強度が得られるというわけです。最近話題のスマートウォッチは運動中でも心拍数を測ることができるので、運動中の目安がほしい方にはオススメです。

出典:『図解 中野ジェームズ修一のランニング教科書』

【書誌情報】
『図解 中野ジェームズ修一のランニング教科書』
著:中野ジェームズ修一

人気トレーナーによる最強の新しいランニングの入門書。多くのランナーが望み、目標とする「疲れないでラクに長く走れる」方法をはじめ、「健康のため、ダイエットのため」のランニング法など、目的別に効果的な走り方とポイントをわかりやすく図解で教える。ランニング未経験者でも気軽にはじめられるよう、シューズ選びから、正しいフォームやトレーニング法、距離を伸ばすための練習メニュー、ランニング前後のストレッチまで、ランナーが持つフィジカル面とメンタル面の悩み、疑問にすべて答える1冊。また、本書では目的別、体質別に、走るのにベストな時間帯などやその理由を解説し、最適な効果を得るための、とっておきの「タイミングランニング法」を教えます!!

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