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打ち出す球の高低を決める右ヒジの動きとは!?【誰でもできるナイスショットの絶対法則/佐久間馨】

Text:佐久間馨

リリースのタイミングを変えるだけ

皆さんは、球の高さを打ち分けるとき、どうしますか?

 

低い球を打つときは、球を右足の前に置いてロフトを立て、高い球を打つときは、左足寄りに置いて、ロフトを寝かせて打つと、大体こんなところでしょう。

Sスウィングでは、そんな面倒なことをする必要はありません。

球の位置も、ティーの高さも変えないで、打ち出す球の高さを簡単に変えられます。そのときに意識するのは、たった1点だけ。リリースのタイミングを変えるのです。

 

リリースというと、難しそうに感じるかもしれませんが「右ヒジを伸ばす」タイミングのことです。

バックスウィングで、右ヒジは曲がって(90度)トップまで上がりますね。その曲がった右ヒジを、ダウンスウィングの早い段階、グリップが右腰より上にある時点で解放してやれば高い球が出ます。

解放を遅くする、つまり右腰より下にきてから右ヒジをリリースすると、低い球が出ます。

これはティーの高さも、球の位置も関係ありません。それだけでなく、ドライバーのスペックも、ロフト角もシャフトの長さも関係ないのです。非力だから高い球が打てないと思い込んでいる人もいますが、それも関係なし。

球の高低のすべては、ダウンスウィングの右ヒジのリリースのタイミングだけなのです。リリースを早くすると、インパクトでシャフトのしなり戻りが起きてフェースがロフトより上を向き、アッパーブローで球を捕らえます。結果、高い球になります。

 

逆にリリースを遅らせると、シャフトのしなり戻りは起きず、フェースがロフトより立って当たるので低い球が打てるのです。

出典:『誰でもできるナイスショットの絶対法則』著/佐久間馨

【書誌情報】
『誰でもできるナイスショットの絶対法則』
著者:佐久間馨

ゴルフのパットがうまくなるために、1アドレス(構え方)、2ストローク(打ち方)と距離感、3グリーンの読み方を写真を交えてその方法をわかりやすく解説。ラウンド当日の練習方法も、5分間~20分間の練習時間別に紹介。パッティングは、グリーンの傾斜を読む力、その感性を育むために必要な基礎技術をこの本で体得していただきたいと願いながら書きました。技術と感性が向上し、スコアアップに、そしてゴルフのおもしろさアップにつながりましたら幸いです。

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