日本調教馬として初めて参戦した馬は1997年のタイキブリザード
今週のJRAでは4つの重賞があるが、遠く離れたアメリカでは、2日間で13個のGⅠレースが開催される「ブリーダーズカップ」が開催される。
この北米一の競馬の祭典に、日本から7頭、それぞれのカテゴリーで出走を予定している。
過去には、日本から各カテゴリー合計13頭が出走したが、勝利どころか3着以内に入ったことのない北米一の競馬の祭典。
今年こそは、勝ち馬が出るところを見てみたい。
そこで、今回はブリーダーズカップへ挑戦した、日本馬の一部を紹介しよう!!
日本調教馬として初めて参戦した馬「タイキブリザード」
1991年に誕生。アメリカ生まれの日本調教場として日本でデビュー。
1996年に安田記念で2着の成績を収めた後、ブリーダーズカップ・クラシック(ダートの約2000m)に挑戦するも、レース前に発熱をするなど調子を落としてしまい26+3/4馬身差の13着と敗れる。
翌年、念願のGⅠ安田記念を勝利し、2年連続でBC・クラシックに参戦するも、23+3/4馬身差の大敗。
帰国後に有馬記念に出走し9着という結果を残し引退。アメリカ生まれ日本育ちの名馬。
日本馬として初めて掲示板を確保した「レッドディザイア」
2006年に生まれ、2歳でデビュー。
桜花賞、オークスと牝馬クラシックに参戦するも、ブエナビスタの前に敗れるもどちらも2着という結果を残し、最後の牝馬クラシック秋華賞に出走。ライバルのブエナビスタに先着し、遂にGⅠ馬となる。
翌年は初戦から海外遠征を行い、ドバイで前哨戦レースに出走し、GⅡながら海外初勝利を得る。その後はドバイワールドCに挑戦して結果は11着と惨敗。
帰国後はヴィクトリアMに出走し3着。その後はブリーダーズカップのフィリー&メアターフに、ステップレースを挟んで出走。ステップレースのフラワーボール招待Sでは3着と結果を残し、臨んだ本番のBCフィリー&メアリーでは惜しくも4着と結果を残した。この4着が日本馬のブリーダーズカップ過去最先着順位だ。
帰国後は有馬記念に出走し14着と大敗。
翌年は札幌記念から始動し3着と結果を残すも、その後に鼻出血を発症し現役を引退。
GⅠを1勝ながら、海外遠征、日本と股にかけたタフネス女傑だった。
果たして今年の日本馬は悲願の勝利を手にすることが出来るのか!? ラヴズオンリーユーに期待したい!!
発走は日本時間で早朝からの予定。
公開日:2021.11.06