スコアブックを記入するのがスコアラーの仕事だ
スコアブックを記入する人を、スコアラーと呼ぶ。つまり本書を読んで、勉強しようとしている皆さんのこと。本書でスコア記入の基本を覚えて、スコアラーとしてデビューするのが目標だ。チームに何人かのスコアラーを決めておいて、交代で務めるのが一般的。スコアラーは選手と同じようにベンチに入れるという特権があり、座るのは監督の横が一般的だ。
スコアを記入する場所
試合中にベンチに入れるのは、選手、監督、コーチ、そしてスコアラーだ。試合を戦っている選手たちに、一番近い位置から試合を見られるという特権がある。
試合会場によって違う環境
少年野球では、試合を行うグラウンドも様々。スコアラー用の机があればいいが、ないことのほうが多い。だからどんな環境でも仕事ができる準備が欠かせない。
試合に参加、貢献する
前の打席の結果や、どこへどういう打球を打っているかというのは、すぐに活用できる情報だ。慣れてくれば、こうした情報を監督やコーチに伝えて、試合に参加、貢献もできる。
慶応式
プロ野球で採用されている記入方法。単純な記号で記入するので、集計しやすいのが利点だ。
早稲田式の統一化が進む
慶応式と比べて、早稲田式は一般に広く浸透している。その反面、所属組織などによって記号が異なっている。その統一化が進められている。
【書誌情報】
『少年野球 スコアのつけ方』
監修: 一般社団法人 日本野球機構(NPB)
“我が子が少年野球を始めた親御さん”にターゲットを絞った1冊。試合時にスコアブックを付ける役割が、選手のお母さんに依頼するチームが多いことから、スコアの付け方をゼロから解説します。モデルは全て小学生を使い、全て小学生野球のルールでの内容構成です。少年野球のスコア記載はプロ野球よりも様々なことが起こり、スコアを書く側からすると何倍も難しいもの。小学生で起こりがちなスコア記入例&プレーを、野球初心者のお母さんたちの声を拾って重点的に解説します。また、監修には日本野球機構(NPB)の現役公式記録員についていただき完璧な最高峰のスコアの付け方を伝授します。
公開日:2020.06.01