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10月13日(日)100名の中高生ルールメイカーが東京に大集合!校則見直しやルールメイキングの潮流をキャッチ「ルールメイキング・サミット2024」開催

認定特定非営利活動法人カタリバ
ゲームワークショップやAIデータ分析をもとに、楽しく学ぶルールメイキングのこれから




認定特定非営利活動法人カタリバ(本部:東京都杉並区、代表理事:今村久美、以下カタリバ)が運営する、校則を起点に対話をしながら生徒主体の学校をつくる「みんなのルールメイキング」は、「ルールメイキング・サミット2024」を2024年10月13日(日)に開催します。
本イベントは、全国で校則見直しやルールメイキングに取り組む中高生100名が東京に集い、地域や学年を超えたルールメイキングの仲間と出会い、社会で活躍するルールメイカーと対話をしながら学びを深めるイベントです。2024年8月16日(金)より一般観覧の募集を開始する他、報道関係者へ公開することとなりましたのでお知らせします。
■「校則だけじゃない、身の回りのルールは変えられる」生徒主体の学校づくりを目指すルールメイキング
2017年に大阪府の元生徒が、生来の茶髪を黒く染めるように指導されたことに対して訴訟を起こしたことを発端に"ブラック校則"という言葉が生まれ、校則への注目が一気に高まりました。昨今では、大人が主導し"ブラック校則"を無くすのではなく、学校と生徒が協働し校則を見直す取り組みが全国で広がっています。

その背景には、2022年に生徒指導提要が12年ぶりに改訂されたことや、2023年に「こども基本法」が施行されたことが挙げられます。子どもたちの意見表明の機会づくりの重要性や子どもたちの意見を取り入れ、時代に合わせて校則を見直すことが明記されています。
全国の学校では、校則やルールへの意識を高めるため校則を公式のホームページに掲載したり、生徒会などを通じて生徒の校則に対する意見を吸い上げたり、教員や地域の大人と協議する時間を設けるなどの取り組みが行われています。

カタリバでは、2019年から学校の校則を題材に、児童・生徒が中心となり、教員などの学校関係者と身近なルールを対話的に見直す「みんなのルールメイキング」事業をスタート。この取り組みは2022年度まで約4年間、経済産業省「未来の教室」実証事業に採択され、経済産業省との協働により拡大。現在では全国400校以上へと広がり、自治体との連携も進んでいます。
この活動の中で大切にしているのは、 単に校則が変わるということではなく、「対話を通して納得解をつくるプロセス」を児童・生徒の学びの機会と捉え、目指したい学校づくりができるきっかけをつくることです。
問題視されている"ブラック校則"を是正していくことがゴールではなく、こうした活動を通じて、児童・生徒主体の学校づくりが広がり、自分の身の周りの社会をよりよくしていくことができると子どもたちが実感する社会の実現を目指しています。
■地域や世代を超えルールメイキングの仲間に出会い、新たな気づきや問いを得る
ルールメイキング・サミットは、全国でルールメイキングに取り組む中高生のための「仲間との交流の場」であり「学校で役立つアイディアやノウハウを学べる」イベントです。
◆学校では、参加者が限られていたり、十分な時間が取れず、新しい意見を取り入れていくことが難しい。だから、他校の事例を聞いたり、社会で活躍するルールメイカーにアドバイスをもらいたい!
◆先生や周りの生徒にうまく思いや考えを伝えられずに悔しい思いをした。どう乗り越えたらいいのか相談したい。
◆校則を変えたいと思っているが、自分の周りにはその事例ややりたいと手をあげてくれる人がいない。同じ志を持つ仲間に出会いたい。

このような思いを持つ全国24都道府県39校の中高生ルールメイカー100名が東京の会場に集結。
彼らが、地域や世代を超え仲間と出会い、対話することで、明日から校則見直しやルールメイキングで活かせるアイディアやソリューションを見つけることができるような場を提供します。

【見どころ1.】楽しく学ぶ!”対話”のあり方を体感するゲームワークショップ


与えられたミッションをクリアしながらゴールを目指す「オリジナルボードゲーム」を使用したグループワークショップを実施。
ひとりひとり与えられるミッションが異なる中で、みんながクリアするために、仲間と作戦会議をしたり、協力して仲間を助けたり、時には邪魔が入ったり。ゲームの中での他者との対話を通じてゴールを目指すという行為はルールメイキングのプロセスにとてもよく似ています。
そんなゲームの世界と学校のルールメイキングを比べながら、どうしたら多様な立場の人と良い対話の場をつくり、どう合意形成をしていくのがよいかを一緒に考えていきます。




【見どころ2.】学校のルールメイキングの現在地を知るトークセッション



100名の中高生ルールメイカーたちには、事前に教員などの周りの大人や生徒へ「校則へのイメージ・変えたい校則」「校則見直しやルールメイキング活動の課題」「見直すためのアイディア」などのインタビューに取り組んでいただき、累計500名のデータを回収します。
株式会社Liquitous協力のもと、市民参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid」(https://liquitous.com/liqlid) を活用し、集まったインタビュー内容をデータ分析し、さまざまな立場の人の意見やアイディアを可視化します。トークセッションでは、ゲストルールメイカー3名をお呼びし、データを活用しながら属性ごとに比較し、違いや共通点を見つけながら、これからのルールメイキングの進め方やあり方について、実社会の実例も交えながら議論します。




■イベント概要


■申し込み(一般観覧)

【登壇するゲストルールメイカー・ナビゲーター】
≪ゲストルールメイカー≫


●慶應義塾大学総合政策学部 教授 中室牧子 氏慶應義塾大学卒業後、日本銀行等を経て現職。コロンビア大学にてMPA、Ph.D.取得。専門は教育経済学。国の産業構造審議会、規制改革推進会議等で有識者委員を勤める。著書はビジネス書大賞2016準大賞を受賞し発行部数30万部を突破した「『学力』の経済学」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、 週刊ダイヤモンド2017年ベスト経済学書第1位の『原因と結果』の経済学」 (共著、ダイヤモンド社)など。2021年9月からデジタル庁のシニアエキスパート(デジタルエデュケーション統括)。






●認定 NPO 法人カタリバ代表理事 今村久美岐阜県高山市出身、79 年生まれ。慶應義塾大学卒。 2001 年に NPO カタリバを設立し、高校生のためのキャリア学習プログラム「カタリ場」を開始。2011 年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じて様々な教育活動に取り組む。「ナナメの関係」と「本音の対話」を軸に、思春期世代の「学びの意欲」を引き出し、大学生など若者の参画機会の創出に力を入れる。






●京都府立清明高等学校 元生徒会長 畠中栄太朗 氏京都府出身、2005年生まれ。令和3年度より京都府立清明高等学校の生徒会長としてルールメイキングに取り組む。服装・身だしなみに関するルール改正に取り組み、標準服化(制服と私服の両立化)を実現した。どの立場の方も居心地よくいれる学校づくりを目指している。



■昨年のイベントの様子[ルールメイキング・サミット2023]
ルールメイキング・サミットは、立場や意見の違う人たちと対話から納得解をつくるプロセスを大切にしながら、この経験を通して、身の回りの課題に気づき、当事者意識をもって行動する力や、社会参画への意識を高めていくことを目的に2022年に初めて開催されました。2度目の開催となる昨年は、全国から44校105名の中高生と200名の一般観覧者が東京の会場に集合。
中高生ルールメイカーたちは、地域や学年の壁を越え、新たな仲間と出会うとともに、参加ゲストや協力企業の方々と対話しながら、ルールとは何か?そしてどうして自分たちはルールメイキングに取り組むのかを改めて考える機会となりました。
■イベントレポート:https://rulemaking.jp/report/1915/
■ダイジェスト映像: