相手に「がんばろう」と思わせる
× 次もよろしくお願いします
○ 次もよろしくお願いします。今回はありがとう
感謝することが、会社の利益につながる
社内の生産性を上げるためにすべきことは、いくつかあるが、対話で実現できる簡単なことがある。
それが「ありがとう」の一言だ。心理学者のアダム・グラントの研究によると、ありがとうと言われてがんばろうと思う人は、全体の約8割もいたという。つまり、感謝の気持ちを伝えられた人は、業務に対するモチベーションも高くなるのだ。
感謝の言葉とあわせて理由も伝えるとやる気はもっと上がるというデータもある。
人を指導する上で叱咤することは割と簡単だが、感謝の気持ちを逐一伝えることは意外と難しい。それが利益につながるというなら、すぐに取り組むべきことと言えるだろう。
感謝することの効果
エンドユーザーからの謝意がベスト
上司より何よりエンドユーザーからの謝意がもっともモチベーションにつながる。
感謝+理由がもっとも効果的
感謝することだけでなく、その理由を伝えられた方がモチベーションが上がる。
【出典】『相手のNOをYESに変える ズルい言い換え事典』監修:齊藤勇
【書誌情報】
『相手のNOをYESに変える ズルい言い換え事典』
監修:齊藤勇
「下手に出つつも、相手に仕事を押し付けたいとき」「お世辞感を出さずにうまくほめて相手の懐にはいりたいとき」「自分の立ち位置を守るべく、肯定も否定もせずにその場をのりきりたいとき」職場や家族、恋人、友人などの人間関係をなるべくストレスなく過ごすために、自分の求めている返答や行動を相手から引き出したい瞬間は多くあります。
そのときにひとこと言い換えるだけで、相手を自在にあやつる言葉の言い回しのコツを紹介します。
実際に心理学者たちがおこなった心理学実験や、深層心理をもとにその言い換えをすることでもたらす心理効果を解説。人間の思考のメカニズムも学ぶことができます。
思い通りに人を動かしたい人だけでなく、人にマイナスイメージをもたれたり、自分のもつキャラクターを傷つけたりすることを恐れる繊細な人が対人回避術として使用することもできる一冊。
公開日:2024.12.28