LOVE SPORTS

  • HOME
  • SPORTS LAB
  • 脳を冷却する「4-7-8呼吸法」【眠れなくなるほど面白い 図解 疲労回復の話】

脳を冷却する「4-7-8呼吸法」【眠れなくなるほど面白い 図解 疲労回復の話】

Text:梶本修身

脳を冷却する「4-7-8呼吸法」

鼻から吸った空気が脳を冷却

睡眠の質を上げるためには昼間の活動で熱を持ってしまった脳をクールダウンする必要があります。そのために最も手軽で効果的なのが鼻呼吸です。鼻から吸った空気は鼻の穴から喉へと続く鼻腔を通り、咽頭から肺へと進みます。鼻腔は自律神経を司る視床下部と前帯状回の近くに位置しているため、鼻から空気を吸い込めば自律神経中枢を冷やすことができるのです。つまり、鼻が「脳の冷却装置」の役割を果たしてくれるというわけです。

やり方は簡単です。まず4秒かけて鼻から息を吸います。7秒間息を止めたら、8秒かけてゆっくり口から息を吐き切る、これだけです。この「4-7-8呼吸法」を寝る前、エアコンのきいた室内など涼しい場所で3~4回繰り返します。冷房の吹き出し口から出る冷たい空気、冷凍庫の冷気を直接吸い込めばより脳を冷却できます。肺活量が少なくて、息を止めるのが難しければ、「3(吸う)-4(止める)−5(吐く)」でも構いませんし、できる範囲で大丈夫です。

脳の温度、すなわち深部体温が十分に低下しいままでは、脳神経細胞の修復が期待できません。なお、口呼吸では脳は冷やすことができませんし、頭に冷却シートを貼っても下がるのは表面温度だけ。鼻呼吸を心がけましょう。

脳を冷やすには鼻が大切

鼻呼吸でリラックス!

鼻腔は視床下部の近くを通るため、鼻から吸った息で熱交換が行われ、脳をクールダウンできる。鼻呼吸は緊張時のリラックス法としても効果的。鼻から空気を吸い体内で暖められた空気を口から吐くのがボイント。

脳を休める「4-7-8呼吸法」

  1. 鼻から4秒かけて吸う
  2. 7秒止める
  3. 8秒かけて口から吐く

ポイントは鼻からゆっくり吸って、口から最後まで吐き切ること。寝る前に涼しい室内で3~4回繰り返せば、脳と体がリラックスして深い眠りに入ることができるので、毎日の習慣にしたい。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 疲労回復の話』著:梶本修身

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 疲労回復の話』
著:梶本 修身


【Amazonで購入する】

≪累計300万部突破!『眠れなくなるほど面白い図解シリーズ』≫
全然取れないその疲労、「脳の疲れ」が原因かもしれません。
TVでも話題の疲労・睡眠の専門医が教える、疲労回復の新常識!

「寝ても疲れが取れない」「最近疲れやすくなった」
さまざまなストレスがある現代社会、疲れに悩む人は増え続けています。にもかかわらず、疲労回復の正しい知識はアップデートされていません。
●温泉にゆっくり浸かっていっぱい汗をかく
●疲れたら栄養ドリンクを飲んで補給
●思いっきり運動して一瞬で寝付く
疲れを取るのに良いと思っていたこれらの行動、実はすべてNG!ただ、いつもの習慣をちょっと変えるだけで、どんな人でも疲れ知らずの体に変わることができます。

本書では疲労回復の専門医である著者が疲労回復の新常識を図解でわかりやすく解説!
すべてのカギは脳。脳の疲れを取るための食事法、入浴法、呼吸法など疲労回復のための新習慣が満載です。そして、疲労回復のウソ・ホントと共に「睡眠の質を上げるといっても何をすればいい?」「何を食べるのがいい?」といった悩みに具体的に答えていきます。

読むことで疲労の悩みが消え、疲れ知らずの体になることができる一冊です!

  • この記事を共有する!