アーモンドアイ・コントレイル・デアリングタクト、夢の競演「ジャパンカップ」が日曜日に開催される。
そこで、過去に三冠馬がジャパンカップに参戦した時の成績を振り返ってみた。
まずコントレイルを除く牡馬三冠馬の過去7頭中、ジャパンカップの創設以降の三冠馬が5頭。
その5頭すべてがジャパンカップに参戦し、勝ったのはシンボリルドルフとディープインパクトの2頭。この2頭はコントレイル以外で無敗3冠を達成した2頭である。
次に3冠馬がジャパンカップに初参戦した年齢が、シンボリルドルフを除いて全頭が4歳時(現年齢表記)。そのシンボリルドルフは3冠を達成した年に参戦したのだが、初の敗北となる3着という成績で、勝ったのは4歳時。
次に牝馬三冠馬は、昨年までに5頭。うちジャパンカップに参戦したのは、ジェンティルドンナとアーモンドアイの2頭のみ。
しかも、その2頭は三冠達成した3歳時にジャパンカップに参戦して勝利している。
ただし、これは斤量が大きく有利に働いた可能性がある。
その斤量の内訳だが、4歳以上の馬が57kg、3歳が55㎏で、牝馬はそこから2㎏減となる。
そうすると、古馬の牡馬57㎏と3歳牝馬のデアリングタクト53㎏では、4kg差もあるのだ。
その差が出たレースを象徴するのが、牡馬と牝馬の三冠馬対決が実現した2012年。ジェンティルドンナ3歳(53㎏)とオルフェーヴル4歳(57㎏)で、ジェンティルドンナが勝ち、オルフェーヴルは2着だった。
ただ、斤量差どれくらい影響するか? 巷ではいろいろな説もあるが、少なくとも有利に働くことはあっても、絶対に不利になることはないことが成績からも見て取れる。
また、三冠馬とは別のデータだが、ジャパンカップを連覇したのは、ジェンティルドンナのみで、また唯一のジャパンカップを2勝した馬となっている。
以上のことから、牡馬では4歳時に勝つというデータで、コントレイルには厳しいデータ。ジャパンカップを2勝するのは難しいというデータから、アーモンドアイにも厳しい現実が。このことからデアリングタクトがこの夢の競演を制すると結論に至った。
果たして結果はどうなるのか⁉
発走は、11月29日 12レース 15時40分予定。
公開日:2020.11.25