朝日杯FSを勝つには前走負けているとダメ!?
先週は白毛馬初のGⅠ、そして香港国際競走で香港スプリントをダノンスマッシュ、香港カップをノームコアがそれぞれ勝った。
日本競馬の底力を見せた週末だったが、今週もそれに劣らず注目レースが開催される。
それは、阪神競馬場で開催される「朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)」だ!!
2014年から阪神競馬場で施行されるようになってから早6年。その前は中山競馬場で開催されていたレース。
距離は変わらず1600mで施行されている。
2歳GⅠでは12月に中山競馬場で、距離2000mのホープフルステークス(GⅠ)が開催されるようになった。
2歳GⅠを2つにしたことで、適正距離が2000m以上にありそうな馬がホープフルS。逆に2000mは長いという馬は朝日杯FSを選択するようになり。昨今は、より明確に短距離からマイルまでの馬が競うレースとなっている。
そのため中山競馬場で開催されていた時の勝ち馬は、ミホノブルボン、ナリタブライアン、グラスワンダー、ドリームジャーニー、ローズキングダムといった、その後にクラシックレースやグランプリなど、中長距離で活躍した馬の名前が並ぶ。
さて今年の出走馬を見てみると、1800m以上の距離を勝ったのは4頭のみ。それ以外は1600m以下しか勝っていない、短距離からマイル適正が高い馬が多く出走してきている。
阪神コースになってから6回しか開催されていないので、データは少ない。それでも、興味深いデータがあるのでご紹介したい。
その6回の勝ち馬のなかに「1400m以下のレースを勝った経験のある馬」というのは1頭もいない。
理由として、ゴール前に坂がありスタミナを要するためだと考えられる。
そのデータからいうと、距離1400mの京王杯2歳Sの勝ち馬⑭モントライゼには厳しいデータとなっている。
また、阪神開催になってから全ての勝ち馬が、連勝で朝日杯FSを制覇している。しかも初勝利を挙げた以降は、負けなしで制覇しているうえ、近3年で限れば無敗で制覇している。
出走馬の中で1600m以上の距離のみを走って無敗なのは⑤ドゥラモンド、⑦ステラヴェローチェの2頭のみ。
果たして、このジンクス通りに今年も決まるのか!?
発走は、阪神競馬場11レース 15時40分発走予定。
公開日:2020.12.18