家で生活していると起こりがちなゆがみ
日常でよく見かける、ゆがみやすい姿勢の一例です。できるだけ、これらの姿勢をとらないように心がけましょう。
●あひる座り
骨盤と股関節がゆがみ、腰周辺の血流が悪くなって胃腸や子宮などの機能低下や冷え性などを引き起こします。
●おねえさん座り
片側に足を流すことで骨盤や背骨が片側に傾き、血流が悪化。腰痛や生理痛、便通の乱れの原因になります。
●あぐら
腹筋が使われず、骨盤が後傾して猫背になりやすくなります。股関節が外側に向き、足の血流も悪化してしびれなどをもたらすことも。
●ねじりっぱなし
テレビを見るとき、料理をするときなど、一方向に体をひねったままの姿勢は、上半身の片側が前に出るなどのねじれを引き起こします。
●立てひざ
骨盤の片側が上がるため、骨盤や背骨にゆがみが生じやすい姿勢です。片側の腹部や太ももが圧迫されて血流が悪くなることもあります。
●後ろで足を組む
いすに座ったとき、ひざから下を後ろに引いて交差させると、骨盤や股関節がゆがみやすくなります。
●ひじをついて寝そべる
ひじ枕や腕枕をして寝転がると、片側に重心がかかり、首と背骨が大きくねじれます。骨盤と足もゆがみ、いたるところに痛みを引き起こすことに。
●うつぶせで寝転がる
背骨が強くそった姿勢になり、首から腰にかけてのゆがみと痛みを引き起こします。
【書誌情報】
『ゆがんだ「背骨」の整え方』
著者:栗原隆 「栗原隆ウェルネスクリニック」院長
医師・医学博士。日本医師会認定産業医・健康スポーツ医
体のゆがみの多くは、姿勢や行動のクセによって起こります。肩こりや腰痛だけでなく、不定愁訴や内臓疾患の原因になっているかも。そんな体のゆがみを治す、簡単な体操を紹介する本です。メインはハイハイ体操。一日5分、赤ちゃんみたいにハイハイするだけ。背骨まわりの筋肉のバランスが整い体のゆがみが改善します。肩こりや腰痛などの痛み、猫背やそり腰、おなかぽっこりなどの見た目、冷えや不眠、生理痛などの不定愁訴が改善。それ以外にも、正しい歩き方や組み合わせる体操などを紹介しました。自分のゆがみをチェックして、さっそく始めましょう。
公開日:2021.02.13