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4スタンス理論におけるバドミントンでのラケットコントロールとは!?【廣戸聡一ブレインノート】

Text:廣戸聡一

バドミントン 競技別解説

猛烈な緩急を踏み圧で支えてシャトルをコントロール

近年、日本選手の活躍が目覚ましいバドミントンは、卓球と同じように、強打だけではなく、取りづらいネット際やセンターを狙うなどの多彩なショットを打てるかどうかが勝負のカギを握ります。あらゆる攻撃ラインに素早く移動しなければなりませから、もっとも重要なのはフットワークです。フットワークを強化することで打てる場所が増え、攻撃の範囲も広がります。その上で面の入れ替えや体幹のスペース作りによって、ラケットを無理なく繰り出していくことが大切です。

また、空気抵抗を受けやすいシャトルの特性から、初速と終速が大きく変化するため、緩急のある動きが求められるのも特徴です。猛烈な「ストップ&ゴー」を繰り返すフットワークになりますから、足だけが先行して動くのではなく、頭蓋平面を保ったまま、垂直に踏み込み続けることが大切です。


競技の起源

バドミントンの起源は、イギリスに古くから伝わる「バトルドーアンドシャトルコック」という羽根突き遊び。19世紀中頃、イギリスのバドミントン村にある公爵家の邸宅でこの遊びが盛んに行われていたという。1899年には統一ルールの下で第1回全英選手権が開催され、その後全世界に広がった。

ラケットコントロールは腕だけで行わない

ラケットを速く動かしたいときは、腕を速く振るのではなく、体幹を使って速く踏むことが大切。同じように、弱く打ちたいときにはそっと踏むことで、ソフトなショットを打つことができる。同じ打点でも、打つ瞬間に踏み圧をコントロールすることで、強弱をつけることが可能になる。

●サイドステップの例


両手でシャトルを取りに行く

シャトルを打ち返す動作は「外野フライを、取る間もなく投げ返している」のと同じことですから、まずはシャトルをキャッチしなければ打つことができません。安定したキャッチをするためには、ラケットを持たない手の使い方が重要です。具体的には、ラケットを持たない手でシャトルを捉える動作が必要になるのです。特にスマッシュのときは必須の動きで、身体の軸幅に手を構えて上げていくことがポイントです。


【書誌情報】
『廣戸聡一 ブレインノート 脳と骨格で解く人体理論大全』
著者:廣戸聡一

「本来の自分の身体の動きと理屈を知り、身体だけでなく精神的な部分との兼ね合いの中で、“いかにして昨日の自分を超えるか”という壮大なテーマを、人体理論の大家であり、日本スポーツ・武道界の救世主と呼ぶに相応しい、廣戸聡一が、自身の経験と頭脳のすべてを注ぎ込んで著す最強最高の身体理論バイブル。四半世紀でのべ500,000人の臨床施術により、多くのトップアスリート、チーム、指導者、ドクターとの関わりの中で行き着いたトレーニング&コンディショニング理論の集大成、ここに完成。オリンピック競技を含む全52種目を個別にも論及、紐解いた、すべてのアスリート、指導者、スポーツファン必携の書!

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