遠藤文香、門倉太久斗(22世紀ジェダイ)、戸田沙也加、半田颯哉、みょうじなまえ、山本れいら、6名の作家によるグループ展「”Deconstrutive Decoration” by Souya Handa」をアートかビーフンか白厨にて2025年6月3日(火)より開催


展覧会ステートメント
いっときモダニズムに傾倒していた頃、機能なき装飾は邪道で、機能性を伴う造形こそが最も美しいと信じていたところがあった。 故に柄物の服も避けてフォルムで遊んでいる服を好んできたところがあるわけだが、今でもお洒落魔人たちが柄入りのセットアップを着こなし、あるいは蛍光色のストリートで纏めているのを見るにつけ、尊敬に嫉妬と劣等感の混ざった得も言われぬ感情を抱えたりするものである。 とは言っても、似合う似合わないの問題もついて回る。端的に言えばあまり派手な柄物は私には似合わないとも感じているので、なかなかそんな服に挑むこともできず、お洒落魔人への道は遠いということを思い知っているわけである。 ファッションの話はこのあたりでさて置きつつ、装飾の力の侮れなさが最近やっと分かってきた。装飾とは機能を持たず、視覚的な美のためにあるものであるというのが一般的な理解だが、それ故に無駄で余分なものと見做され、網膜的芸術の最たるものとして批判されるわけである。加えて言えば、労働がジェンダー化された社会においては、装飾ばかりで機能性がなく動きにくい衣服などは「働くことのないおんなのためのもの」として見下されたりすらするのである。(またファッションの話に戻ってしまった) しかしながら、この機能がないということこそが寧ろ鍵となる。機能とか効用とかの有用性をものさしにした市場経済主義的なものへの回収を拒み、機能と使用の間にある余白に楽しみを付加し、場合によっては有用性そのものすら阻害してカウンターパンチを喰らわせる。あるいは、本質主義が陥りがちな全てがミニマルに収斂されて行ってしまう状況からも距離を置き、嗜好と遊びをもたらしてくれるものでもある。 すなわち、ときに退屈な労働に彩りを加え、ときに利便性すら犠牲にし、利潤に向かって単純化される価値観を多様化し、そして本質を揺らがしにかかるちからが装飾にはあるはずだ。 本展で提示する作品は美術作品であり単に「装飾」とされるものでもない。しかし、「装飾」とされてきたモチーフを扱いつつ、社会に、規範に、美に抵抗する、脱構築的なちからを潜ませる。 よく名ばかりの立場にあるように見える人のことを「お飾り」などと呼んだりするが、本当のところはわからないのだから気をつけなくてはならない。お飾りに見えたからといって、従順だとは限らないのだ。 半田颯哉Information
”Deconstrutive Decoration” by Souya Handa 会期 2025年6月3日(火)~6月28日(土) ※6月3日(火)19:00~21:00にはどなたでも無料でご参加いただけるレセプションを開催いたします。 会場 アートかビーフンか白厨 住所 〒106-0032 東京都港区六本木5丁目2−4 朝日生命六本木ビル 2階 (エレベーターの左手奥にある階段を2階までお進みください) >Google map 電話番号 03-6434-9367 開催時間 17:00~23:00 休館日 日・月 観覧料 無料 アクセス 日比谷線「六本木駅」徒歩4分、大江戸線「六本木」徒歩7分 千代田線「乃木坂駅」徒歩13分、南北線「六本木一丁目駅」徒歩13分 参加アーティスト 遠藤文香 / Ayaka Endo 門倉太久斗(22世紀ジェダイ) / Takuto Kadokura (22nd century JEDI) 戸田沙也加 / Sakaya Toda 半田颯哉 / Souya Handa みょうじなまえ / Namae Myoji 山本れいら / Layla Yamamoto キュレーション 半田颯哉 / Souya Handa 主催 ArtSticker(運営:The Chain Museum) 展覧会URL https://artsticker.app/events/75275出展アーティスト






会場:アートかビーフンか白厨(パイチュウ)


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