GⅠ初勝利! コパノリッキーでフェブラリーSを勝った時の裏話!!【現役JRAジョッキー・田辺裕信ラブすぽトークショー】
本当はテスタマッタに乗る予定だったが、直前でコパノリッキーに乗ることに!!
田辺裕信騎手のGⅠ初勝利は2014年のフェブラリーSだった。
16頭立て16人気のコパノリッキーで単勝配当は27,210円。
①人気は前年のジャパンカップダート(現チャンピオンズカップ)を勝っていたベルシャザール、②人気はホッコータルマエだった。
この時、田辺裕信騎手はコパノリッキーに初騎乗。
なぜ騎乗することになったかというと、「本当は騎乗予定だった村山明厩舎のテスタマッタという馬が直前になって故障をして騎乗予定馬がいなくなった」&「そのせいで補欠1番手だった同じく村山明厩舎のコパノリッキーが繰り上がりで出走できるようになり体の空いた田辺裕信騎手に声がかかった」という2つの理由からだと教えてくれた。
騎乗が決まったのは本番の1週間前だったという。
レース前には馬主のDr.コパさんが「ホッコータルマエの後ろにつけてレースをして欲しい」という指示があったとのことだが、田辺裕信騎手は「ホッコータルマエの後ろからでは最高でも2着しかない」と思って前からの競馬をしたとのこと。
この判断が最高の結果をもたらしたのだから、さすがというしかない。
ちなみにレース後の本音は「拍子抜けした」とのこと。
”この馬でGⅠを勝てるかもしれない”というような期待感を持たずにポッと依頼が来た馬で勝ってしまったので、こういう感覚だったと教えてくれた。
この記事のCategory
オススメ記事

「体が動く間はできるだけ長く馬に乗りたい!」とは思えない!?【現役JRAジョッキー・田辺裕信ラブすぽトークショー】

2011年に勝ち鞍が倍増した理由とは!?【現役JRAジョッキー・田辺裕信ラブすぽトークショー】

『伝授』第3回 馬券的にはGⅠより新馬戦のほうが面白い理由&その見立て方

『伝授』第2回 パドックで見える“欠点の種類と基準”

ヒノデツートンで初勝利! ゴルトブリッツで初の重賞勝利!【現役JRAジョッキー・田辺裕信ラブすぽトークショー】

600人~700人が受験! 競馬学校の具体的な試験内容とは!?【現役JRAジョッキー・田辺裕信ラブすぽトークショー】

模擬レースは参考にならない! いまも記憶にあるデビュー戦での感想とは!?【現役JRAジョッキー・田辺裕信ラブすぽトークショー】
