チームを牽引する比江島慎が2シーズン連続タイトルを狙う! データで振り返るBリーグガイド!〈シーズンベスト3PT成功率賞その③〉【バスケ/Bリーグ】

Bリーグ歴代3ポイント王③
開幕9シーズン目を迎えた国内プロバスケットボール・Bリーグ。今やその人気はプロ野球やJリーグといった“メジャースポーツ”にも引けを取らないレベルまで到達し、強豪クラブのチケットは入手困難になるほど。『ラブすぽ』では今回、そんなBリーグの歴史を過去のシーズンベスト3PT成功率賞の受賞選手とともに振り返ります!
【全3回の第3回】
2022‐23ベスト3PT成功率賞
ニック・ケイ(島根スサノオマジック)
3ポイント成功率:44.6%
Bリーグ開幕から7シーズン目にして、外国籍選手初、さらにはビッグマンとして初のベスト3PT成功率賞を受賞したのがニック・ケイ選手。206センチの高身長で島根スサノオマジックのゴール下を任されるニック選手ですが、高さだけでなくアウトサイドからのシュート精度もリーグトップレベル。同シーズンは222本中99本の3ポイントを沈め、安藤誓哉選手、ペリン・ビュフォード選手とともにチームの強力オフェンスを牽引。また、その前年にはオーストラリア代表として東京五輪にも出場。1試合平均11.0得点、6.3リバウンドで同国の銅メダル獲得に貢献しています。今シーズンも島根の主力としてプレーするニック選手は、得点だけでなくアシスト、リバウンドでもハイスタッツをマーク。激戦となっているB1西地区で琉球ゴールデンキングスと激しい優勝争いを展開しています。
2023‐24ベスト3PT成功率賞
比江島慎(宇都宮ブレックス)
3ポイント成功率:44.0%
日本代表の「顔」のひとりでもある比江島慎選手が、昨シーズン初のタイトルを獲得。比江島選手といえば、3ポイントだけでなく「比江島ステップ」と呼ばれる独特のリズムから生まれるドライブなど、多彩なオフェンスパターンで得点を量産するオールラウンダーとして知られますが、2022-23シーズンを境に3ポイント試投数が一気に増加。現代バスケや日本代表でのプレースタイルが影響したとも考えられますが、高い成功率を支えた要素のひとつが、チームメイトのD.J・ニュービル選手の存在。リーグ屈指のオフェンス力を誇るニュービル選手がいることで、比江島選手へのマークも分散。最強のチームメイトを手に入れた比江島選手が、自らの武器をさらに磨き、タイトルを奪取しました。今シーズンもその成功率は健在で、2月17日時点での成功率46.2%はリーグトップ。クラブもB1東地区首位を快走しており、2年連続のタイトル獲得、さらには地区優勝&ファイナル制覇に向け、今シーズンも比江島選手が宇都宮のオフェンスを牽引しています。
※記事掲載時、比江島慎選手の所属チームに誤りがありました。お詫びして訂正致します。
文・花田雪
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