ホークス来季の課題は固定起用で柳田悠岐/今宮健太/千賀滉大を激しく突き上げる存在を!

12球団完全データファイル2022
オリックス&ヤクルトがともにリーグ連覇を飾った2022年。多くの記録も生まれたメモリアルなシーズンを、詳細データをベースに12球団ごとに細かく振り返ろう!
【オフ&来季の課題】競争で勝者が生まれない…思い切った固定起用も必要
優勝を逃したものの、なんだかんだで健闘した今季のホークス。1点をもぎ取る攻撃は手堅く、松田宣浩らが築いた「熱さ」の貯金で凌いだシーズンだった。
ただ、戦力が厚いゆえに「競争」が競争のままで終わっているのも事実。今季は栗原陵矢の長期離脱もあったが、柳田や今宮らの中堅を激しく突き上げる存在もいない。
ウエスタンで29本塁打の新記録を作ったリチャードなどを思い切ってスタメンに固定して、ピンポイントで叩き上げなければ、次世代のスターは生まれない気がする。千賀のメジャー挑戦も確実視されており、投打で大ブレイクする選手が出てこないと落ち目になる可能性も。
ソフトバンクホークス過去10年間シーズン成績
2013 秋山幸二 4位 144試合 73勝 69敗 2分 勝率.514
2014 秋山幸二 1位 144試合 78勝 60敗 6分 勝率.565
2015 工藤公康 1位 143試合 90勝 49敗 4分 勝率.647
2016 工藤公康 2位 143試合 83勝 54敗 6分 勝率.606
2017 工藤公康 1位 143試合 94勝 49敗 0分 勝率.657
2018 工藤公康 2位 143試合 82勝 60敗 1分 勝率.577
2019 工藤公康 2位 143試合 76勝 62敗 5分 勝率.551
2020 工藤公康 1位 120試合 73勝 42敗 5分 勝率.635
2021 工藤公康 4位 143試合 60勝 62敗 21分 勝率.492
2022 藤本博史 2位 143試合 76勝 65敗 2分 勝率.539
圧倒的な強さを誇った工藤政権時代の貯金がやや底をつきかけている印象も。とはいえ、前年Bクラスからしっかり優勝争いに返り咲くあたりはさすがの選手層と言える。
出典:『がっつり! プロ野球(33)』
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