ステイヤー日本一を決める「天皇賞(春)」で過去10年3着内すら入れていない【死の馬番】に入ってしまった哀しい馬とは!?


天皇賞(春)の勝ち馬を過去10年のデータから推理していく!!
今週は、京都競馬場で古馬のステイヤー日本一を決める「天皇賞(春)」が開催される。
距離3200mで争われる、日本で唯一の古馬による3000mオーバーのGⅠレース。
どの馬がステイヤー日本一の称号を得るのか!? 過去10年のデータから、各項目での勝つ確率を割り出し、勝ち馬を推理していく!?
※京都改修期間の阪神開催を除く過去10年データで検証しています
●馬齢
4歳馬と5歳馬がそれぞれ4勝を挙げてトップの成績を残している。残りは6歳馬で2勝を挙げている。7歳馬以降のベテラン馬の勝ちは無いが、2着1回、3着5回の成績を残している。
以上の結果から、ここでの勝つ確率ポイントは4歳馬と5歳馬が25%、6歳馬が20%、それ以外は0%とする。
●前走クラス別
前走GⅡクラスを走った馬が圧倒していて8勝も挙げている。残りはGⅠ組の2勝となっている。ちなみに海外グレード競走を走った馬の勝ちは無く、3着2回が最高の結果であった。またGⅢ組は2着1回しか馬券圏内に来ておらず苦戦を強いられている。
この結果を踏まえ、勝つ確率ポイントを国内GⅡ組は25%、国内GⅠ組が15%、それ以外は0%とする。
●前走着順別
前走を勝った馬が強く6勝と結果を残している。それに続くのが前走2着の馬で2勝挙げている。残りは4着と5着だった馬でそれぞれ1勝を挙げている。
このデータから、前走で掲示板内に入っていないと勝つ権利が与えられない事が判明した。
では勝つ確率ポイントを前走勝った馬が25%、前走2着だった馬が15%、前走3着以下で5着内だった馬が10%、それ以外は0%とする。
●枠番・馬番
枠では1枠が最多で3勝も挙げ一見やっぱり内が有利かと思われるが、これに続くのが7枠で2勝も挙げている。その逆で1勝も挙げていないのが5枠で、2着1回しかないほど不利と言ってもいい枠となっている。
ここからさらに細かく馬番で見てみると、「過去10年3着内すら入れていない」死神が後ろに立っている【死の馬番】が確認出来た。
その馬番とは④と⑨で、今年は4番ジャンカズマ、9番シュヴァリエローズの2頭である。残念ながら、この2頭は勝つチャンスどころか3着内すら入るチャンスが奪われてしまった。
それでは、ここでの勝つ確率ポイントを1枠に入った馬が25%、7枠が20%、2,3,4,6,8枠が15%、5枠と死の馬番に入った馬は0%とする。
この4つの項目の合計ポイントが一番高かったのが、勝つ確率90%を叩き出した5番サンライズアース、11番マイネルエンペラーの2頭であった!!
果たして、データから推理された2頭から勝ち馬が誕生するのか!?
発走は、5月4日の京都競馬場11レース、15時40分予定。
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