いまだ勝ち馬がダービーを制覇したことのない「青葉賞」!! しかし、クラシックとは縁がなくてもGⅠ馬まで上り詰めた馬とは!?


本番を勝てないトライアルレース「青葉賞」を勝って、その後にGⅠ馬となった名馬3頭の名は!?
先週はクラシック第1弾の「皐月賞」が開催され、J.モレイラ騎手が騎乗のミュージアムマイルが制した。
そして、早くも次なる日本ダービーへ向けてのトライアルレース「青葉賞」が今週は開催される。
この「青葉賞」は、日本ダービーと同じ距離の2400mで争われ、2着までに優先出走権が与えられている。
しかし、1994年の創設から「青葉賞」組からダービーを制した馬は1頭も現れていない。
ただ、今年は例年より開催が1週間早まったので、ついに「青葉賞」組からダービー馬の誕生の予感が漂っています。
そこで今週は、「青葉賞」を勝ってダービー馬にはなれなかったが、その後にGⅠ馬となった馬を紹介しよう!!
●2002年に勝利したシンボリクリスエス
初重賞勝利が青葉賞で、次戦の日本ダービーでは惜しくも2着であった。
その後、クラシック最終戦の「菊花賞」ではなく2000mの天皇賞(秋)へ向かい、古馬相手に見事勝利し初GⅠ勝利とした。
その後もGⅠを3勝し、史上初の天皇賞(秋)連覇を達成、史上4頭目の有馬記念連覇を成し遂げたGⅠ4勝を挙げた名馬である。
●2003年に勝利したゼンノロブロイ
ゼンノロブロイも初重賞制覇が「青葉賞」であった。そして日本ダービーでは惜しくも2着という結果を残している。
初GⅠ制覇は、4歳の古馬になってからの「天皇賞(秋)」であった。続く「ジャパンカップ」「有馬記念」を制覇し、テイエムオペラオー以来の史上2頭目となる秋古馬3冠を達成。
その後GⅠ勝利を挙げる事は出来なかったが、引退後は種牡馬となり娘のサンテミリオンがオークスを勝って、自身が叶わなかったクラシック制覇を成し遂げている。
●2012年勝利のフェノーメノ
上記2頭と同じくフェノーメノも重賞初制覇が「青葉賞」であった。クラシックは勝てなかったが、4歳の古馬になってから初GⅠ勝利となる「天皇賞(春)」を勝利する。
翌年の「天皇賞(春)」も勝利し史上3頭目となる連覇を達成する。
現在は種牡馬も引退し、功労馬として余生を送っている。
以上が、「青葉賞」を勝利後にGⅠ馬まで上り詰めた馬たちである。
今年はどんな馬が「青葉賞」を勝利するのか?
発走は、4月26日の東京競馬場11レース、15時45分発走予定。
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