ウォーレン・クロマティが巨人に入団した時の年俸は今ならいくら?【プロ野球妄想年俸】

プロ野球妄想年俸
本サイトや雑誌「がっつり!プロ野球」(日本文芸社)でも好評を博した『球界のレジェンド、今なら年俸はいくら?』。かつて球界で大活躍した往年の名選手がもし、現在のプロ野球でプレーしていたら、その年俸はいかほどか……を勝手に想像するこの企画。
今回は少し趣向を変えて、プロ野球界が誇るレジェンド助っ人、ウォーレン・クロマティをピックアップ!巨人でのプレーは7年間ながら絶大なインパクトを残した助っ人が、もし令和の今、日本でプレーしていたら一体いくら年俸を稼ぎだしていたのか⁉思いっきり“妄想”してみました!
巨人入団時のクロマティの妄想年俸5億円!
⚫︎ウォーレン・クロマティ/読売ジャイアンツ
ウォーレン・クロマティが日本にやってきたのは1984年のこと。当時のクロマティはMLBのモントリオール・エクスポズ(現ワシントン・ナショナルズ)でプレーするバリバリのメジャーリーガー。1974年にメジャーデビューを飾ると、1977年には155試合で打率.282をマーク。以降7年間、コンスタントに打率3割近くを残し、MLBで確固たる実績を積み重ねてきた。
そんな“バリバリのメジャーリーガー”がなぜ、日本球界でプレーすることになったのか――。クロマティ自身は自著『さらばサムライ野球』(講談社文庫)の中でこう綴っている。
「1983年の冬、俺はフリー・エージェントの名乗りを上げ、他の連中と同じように自分を競りにかけた。だけどまさか東京のチームが、あんなすごい契約金を提示してくるとは思ってもみなかった。60万ドルの3年契約だ。俺は最盛期に日本でプレーする最初の大リーガーになることだろう」
今では信じられないことだが、読売ジャイアンツはMLB他球団と純粋なマネーゲームで勝利し、クロマティを獲得している。時はバブル前夜――。日本のプロ野球界も好景気に沸いていた証だろう。ちなみに、年俸60万ドルは当時のレートで約1億5000万円という破格のもの。
しかし、NPB史上初の「1億円プレイヤー」は1987年の落合博満だと言われている。思わぬところでとんだ“謎”に出くわしたが、当時は1ドルあたりの円相場が乱高下していた時代でもあり、年俸60万ドルという金額も本人の著書による自己申告であるため、ここはスルーさせて頂く。
しかし、もし現代のNPBで前年までバリバリのレギュラーを張っていたMLB選手を獲得しようとすれば、年俸はどれほどになるだろうか。ちなみに、2023年のメジャーリーガーの平均年俸は5億円を超える。クロマティの移籍前年の成績は120試合で打率.278、3本塁打、43打点。打率は及第点だが、3本塁打はやや迫力に欠ける。現在のNPBの年俸相場を踏まえても、さすがに天文学的な金額は支払えないだろう。とはいえ、FAでMLB球団に勝つためにはそれなりの額を提示する必要がある。そこでここは、妄想年俸5億円、契約年数は史実と同じ3年契約としてみる。
「現役のレギュラークラスのメジャーリーガー」をNPBに呼ぶためには、現在でもこのくらいの金額は最低限必要になるはずだ。
こうして、晴れてNPB入りを果たしたクロマティだが、NPB1年目からメジャーリーガーとしての実力をいかんなく発揮することになる。
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