【2つの心理テク】尻込みしている人を上手に後押しする魔法とは?【白魔法の心理学】

尻込みしている人を上手に後押しする魔法

挑戦することをためらっている人に効く2つの心理テク

上司から大きな仕事のリーダーという大役を任されたと同僚からあなたが相談されたとします。

同僚は受けたい反面、怖気づいているところもあり、イエスの返事を出せずにいます。あなたは仲間としてぜひ成功してほしいと願っています。こういうちょっと及び腰の状態にいる人に対しては、まずはこんな言葉で奮起させてあげましょう。

「何をためらっているの? 今こそ本領を存分に発揮できるチャンスでしょ!」

人はプライドを刺激されると自然とやる気が奮い立ちチャレンジしたくなるのです。

さらにダメ押しとして確実に動かすためには、パブリック・コミットメントを活用しましょう。これは公衆の面前で自分の目標やゴールなどを宣言してもらうことで、本人は口に出した手前、そのゴールを目指して頑張れるというものです。

宣言してもらうのは特に公式な場でなくてもOKです。気の置けない仲間と集まった際などに、さりげなく「あの仕事、君はどんな戦略を採ればうまくいくと考えているの?」と、仕事をやる前提で話をふってあげるのです。 すると「〇〇を使って、売上2倍増を目指そうと思うんだ」などとつい自分の考えを吐き出すはずです。このように目標を人前で口にしてしまうと、「やる気がイマイチ出ない」という人でも、やがてお尻に火がついて自ら行動するようになるというわけです。

チャレンジをためらっている相手の背中を押してあげよう!

「今度のプロジェクト、メインのプロデューサーに任命されちゃったんだけど自分にできるかな…」
それはすばらしい! そして実力は十分にあるから任命されたんだよ!

今度のプロジェクト、彼がメインのプロデューサーに任命されたんだよ!
「こんな大役をやらせてもらえるなんて思ってもみなかったけど引き受けたからにはみんなが納得できる結果かそれ以上を目指します!」
(みんなの前で宣言してしまった手前きっちり最後までやり遂げないとカッコ悪いぞ!)

【出典】『白魔法の心理学』監修:渋谷 昌三

【書誌情報】
『白魔法の心理学』
著:渋谷 昌三


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