自分を「なりたい自分」に改造する魔法2【白魔法の心理学】

自分を「なりたい自分」に改造する魔法2
身に着けている色を変えるだけで印象はガラリと変わる
前項では「なりたい自分」を精神面から演じる方法をご紹介しました。この項では、自分が身に着けるもので「なりたい自分」になるための方法をお教えしましょう。
洋服やアクセサリーを選ぶときなど、誰もが好みの色を持っていると思います。実は色に対する好みについても人の本質が隠れているのです。たとえば、赤が好きな人は征服欲があり野心家、黒だったら孤独で自尊心が強い、青であれば誠実で気配り上手などです。
もしあなたが対人関係をうまく築けないことにコンプレックスを抱いていて、本当はもっと明るく社交的な部分を出したいと思ったとしましょう。こういう人は黒などの暗い色を好む傾向があるので、意識的に社交の色である黄色や茶色などを身に着けるようにします。すると知らず知らずのうちに表情まで明るくなり、周囲の人に接する際の印象も変わるはずです。同時にイメージチェンジしたことに対して、周囲の人も「今日はいつもと違うね」などと話しかけやすくなります。すると、自然と会話がはじまり、コミュニケーションが円滑になるという具合です。
身に着けている色は、当人の印象を決めるのに大きな作用をしているものなのです。それだけに色選びを意識して変えてみるのは、手っ取り早くイメージチェンジするために有効といえます。
なりたい自分と身に着ける色をリンク!
暗い性格の自分を誰とでも話せる社交的なキャラに変えたいな。
→黄色やオレンジ、茶色などのアイテムを身に着けよう!
明日の商談ネクタイは何色にしようか…。
→信頼や誠実さをイメージさせる青系のネクタイで!
ミステリアスでクールなキャラになりたいな。
→黒いアイテムを取り入れて!
誰かの意見にまどわされない自分になりたい!
→赤いアイテムを取り入れて!
【出典】『白魔法の心理学』監修:渋谷 昌三
【書誌情報】
『白魔法の心理学』
著:渋谷 昌三
人間心理を40年以上研究してきた著者が導き出した心理学の真髄!相手の心を傷つけずに動かしたり、自分の身を守る“白魔法の心理学”を身につければ、誰でもストレス0で生きられる!
仕事、家族、友人、知人など、あらゆる人間関係でトラブルやストレスは付きものです。
いつもなんとなく笑顔で流しているけど、思い返してみると「あれ?あの発言って……」とイライラしたり、悲しくなったり、ということもあるかもしれません。
でも、優しい人ほど「何か言って相手を傷つけたくないし、自分は大丈夫」など、自分を納得させる理由を作ってしまいがち。
さらに、誰かに頼られたら助けてあげたいし、その人のためになるなら自分が多少つらくてもやってあげよう、と考える人もいます。でも、お礼も言ってもらえなかったり……。
そういったことを繰り返していると、知らないうちにだんだんと心が疲れている状態になっていることも。
そんな誰かを傷つけたくないけど、ストレス0で自分の心も楽に生きたい、という人に向けて、心理学を40年以上研究してきた著者がたどり着いた、周囲の人も自分の心も癒す”白魔法の心理学”を紹介します。
『NOメリットで相手に親切にしたら”好意の返報性”で100%親切が返ってくる』『悪口を言ってくる人には”自己開示の法則”で距離を縮めると悪口を言われなくなる』など、誰とでもコミュニケーションがうまくいくちょっとした心理テクニックが満載です。
人間関係に悩んでいたり、より良くしたい人にはぜひ読んで頂きたい一冊です。