四角顔 筋骨型 100%
頑固で粘着力がある
骨張った四角い顔で、筋肉質で引き締まった精悍な顔が筋骨型です。額は広くて四角く、目は少しくぼみ気味で眼光が鋭く、耳は四角で、硬く厚い人です。耳たぶは欠けている人と欠けていない人がいます。
肉があまりついていない骨張った頰で、鼻は太くて硬い印象です。全体的に肉が引き締まり、小鼻は横に力強く張っています。口元が引き締まった四角い口で、あごもえらが張って角ばり、引き締まっています[図39]
社交性はあまりなく、人間としての器もあまり大きいほうではないでしょう。
単純で思慮が浅い傾向にあるので、どうしても目先のことで物事を判断しやすいところがあります。
しかし、粘着力、意志力、忍耐力に優れているため、目標や目的がはっきりしていれは、どんな困難も乗り越えて、必ず最後までやり遂げるでしょう。不屈の闘志を持ち、意地っ張りなので、頑固にマイペースを通します。
企画力はあまりありませんが、冷静で処理能力に優れています。職業としては、消防士、自衛官、警察官に向いています。
考え方が合理的で情に欠ける面もあり、家族には苦労をかけますが、誠実で心変わりが少ない人です。ただ、どうしてもその頑固さゆえに人生においては波乱が多いでしょう。
身体が丈夫でよく働くので、金銭的にはある程度恵まれますが、財産を残すことは難しいようです。
【出典】『改訂版 基礎からわかる 人相学の完全独習』著:黒川兼弘
【書誌情報】
『改訂版 基礎からわかる 人相学の完全独習』
著:黒川兼弘
「人を見抜く方法」は、外面に表われている印象や雰囲気、顔の造作を形作っている一つひとつのパーツ等から、判断することが基本となります。
人の顔は百人百様、千差万別ですが、よく観察し、分析、整理していくと、顔のパターンや共通点が見えてきます。その共通点と性格、考え方の関係性のデータを数千年に渡り積み上げて作られた学問が、人相学なのです。
ぜひ本を参考に、顔つきからその人の内面や性格の癖を見抜く力を養い、相手の立場を想像し、広い視点で人間関係を豊かにしていただきたいと思います。
2018年小社刊行の『基礎からわかる 人相学の完全独習』を再編集したものです。
公開日:2024.11.08