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【ボートレースの基礎知識】一目で強い選手がわかるようになる方法とは?『究極のボートレースガイドブック』

Text:永島知洋

ボートレースの基礎知識

まず初めに〝ボートレース〟とはいったいどんなものなのか、初心者のあなたにもわかりやすく説明します。知れば知るほど、水上の格闘技・ボートレースの底知れない魅力へ引き込まれていくことでしょう。これであなたもレッツ!ボートレース!

選手のクラスを覚えて、一目で強い選手がわかるようになろう!!

ボートレーサーは全体で約1600人。その選手たちは成績に応じてクラスが分かれています。選手には毎回走ったレースの着順で点数が与えられ、それを勝率として換算します。

レースの順位と点数

レースの順位と点数1『究極のボートレースガイドブック』

この点数の平均が各選手の勝率となります。例えば10回走って1着:4回、2着:2回、3着~6着を各1回ずつだと(10×4+8×2+6+4+2+1)÷10=6.90という勝率になります。(賞金の高い格上のレースにはプラス点あり)

レースの順位と点数2『究極のボートレースガイドブック』

現時点では細かいことは気にせず、ざーっと覚えてください。とりあえず選手には勝率があるんだということを知ってもらえればOKです!

クラス『究極のボートレースガイドブック』

その勝率で選手のクラスが以下のように分かれます。いちばん上から、A1(全選手の20%)、A2(全選手の20%)、B1(全選手の50%)、B2(全選手の10%)、この4つに分かれています。おおまかに言えば、A1に格付けされている選手がいちばん上のクラスで、強い選手なのだなと覚えておいてください。

クラス別の選手たち『究極のボートレースガイドブック』

ボートレースの用語

『クラス』

ボートレーサーのクラスは級別審査という審査で決まります。審査の対象期間は年に2回の期間に分かれており、前期が5月1日~10月31日、後期が11月1日~4月30日で、2連率、3連率、勝率などの成績で決められます。あとは出走回数も条件として課され、A1は90走以上、A2は70走以上、B1は50走以上が必要となっていて、フライング休みなどでこの回数をクリアできない場合は成績が良くても上位の級にはなれません。

期末の4月と10月はボーダーライン上の選手は級別勝負駆けの時期!「この選手は級を上げるための成績はどれくらいか?」というチェックもボートレースの楽しみの一つです。

【出典】『究極のボートレースガイドブック』著:西野精治

【書誌情報】
『究極のボートレースガイドブック』
著:西野精治

近年、コロナ禍の影響もあり公営ギャンブル市場は毎年のように売り上げを伸ばしています。スマートフォンの普及で手軽に参加できることもあり、今やバブル期の売り上げを上回る状況となっています。この公営競技の中でも最もファンや売り上げを伸ばしているのがボートレース(競艇)。公営ギャンブルと言えば中央競馬(JRA)を思い浮かべる人が多いはずです。たしかに昔から競馬ファンは多く、馬券の売り上げが全公営競技の中でダントツに大きかったのですが昨今は状況が変わりつつあります。ボートレースの人気は急上昇、舟券の売り上げは2兆4142億円(2022年度)と約3兆円の中央競馬に肩を並べるまでになっていて、新規のボートレースファンが増加していることを示しています。とはいえ、初心者にはどうやってボートレースを予想していいのかが分からないのも事実。最初は誕生日とか好きな番号、好きな色、カッコいい選手などの理由で舟券を買うのもありですが、ずっとそのレベルではボートレースを本当に楽しめているとは言えないでしょう。本書はその域を脱して「選手の実力」「有利なコース」「レース展開」「モーターやボートの性能の見極め」などを知ることによって、「自分でレースの予想、推理」ができるようになることを伝授する1冊です。著者の永島知洋氏は「ボートレース楽しむプロ」としてほぼ毎日のようにテレビ番組やYouTubeのレース配信番組でボートレースの面白さ、楽しみ方を身をもって示している人です。小難しいことは抜きに「興味はあるけど専門知識ゼロの人が、とりあえず舟券を予想できてレースを楽しめるようになる」をコンセプトに書き下ろした1冊です。

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