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ドラマで話題の科捜研や鑑識!知ればより面白いそれぞれの役割とは!?【科学捜査】

いろいろ分かれている科学捜査機関

科学捜査の役割は、犯人の自白以外に、犯行を明らかにする証拠を見つけることです

通常、物的証拠の鑑定は、都道府県警察の「鑑識課」や「科学捜査研究所(略称・科捜研)」で行われます。鑑識課は、指紋や足跡などの証拠を扱い、警察犬を使った捜査も担当していますが、鑑定できない高度なものについては、専門家が所属している科捜研に送られ分析が進められます。

科捜研は証拠品の科学鑑定と鑑定方法の研究を行う機関であり、DNA型、文書、音声、薬物、毒物など多くの科学鑑定を行っています。また、司法解剖は、大都市などに設置されている監察医務院や医学大学院の法医学教室で行われています。

科捜研では扱うことのできない大規模な事件の鑑定や、高度な設備を必要とする鑑定については、「科学警察研究所(略称・科警研)」が担当します。

科警研は警察庁の所属機関で、偽造通貨や銃器の鑑定などの各種鑑定作業のほか、科学捜査全般に関する専門的な研究も行っています。

犯罪も多様化しており、科学捜査も広範囲の知識や技術を必要とするため、都道府県レベルでも困難な犯罪に対応できるよう、各分野の専門家が最先端情報の集積と捜査技術の開発を行っています。

しかし、親子か否かの鑑定や遺言状の筆跡鑑定など、民事上の問題は「民事不介入」の原則で、警察は介入しません。科学鑑定の先進国アメリカやイギリスには、民間の科学鑑定機関が多数存在していますが、日本では、「法科学鑑定研究所」など、いくつかの鑑定機関があるだけで、まだ数が少ないと言わざるを得ません。

出典:『図解 科学捜査』監修/山崎昭

【書誌情報】
『図解 科学捜査』
監修:山崎昭

科学捜査は驚くほど進化している。血液や指紋・DNA鑑定、顔認証システム等の画像解析やインターネットを駆使した情報分析など、微細な証拠から犯行の立証、犯人逮捕に結びつけている。刑事ドラマや推理小説などで活躍する科学捜査の実体、その最先端の技術、方法など全貌を図解で徹底紹介!微細な証拠も大いに真実を語る、犯罪は絶対に見逃さない。

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