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そもそもなぜ節分はあるの?正しいこたえとは?【開運神社カレンダー】

節分

節分といえば、豆まき。「鬼は外! 福は内!」という掛け声のとおり、鬼を厄に見立てて追い祓う、親しみある行事です。ところが、そもそも節分はなぜあるの? と聞かれると、正しく答えられる人は少ないのではないでしょうか?そもそも節分とは、季節を分ける節目である、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日を指し、そのすべてが節分でした。なぜなら、季節の変わり目となる節分のころは、邪気が体に入りやすいと考えられていたためです。そこで、各節分の日に邪気祓いの行事を行っていたのです。

なかでも、特に重要とされていたのが「立春の前日」。現在の「節分」の日です。この日は旧暦の正月にあたるため、最重要視され、現代にまで受け継がれてきました。厄祓いの儀式としては、豆まきのほかに、大晦日に行われていた「追儺」と呼ばれるものもありました。追儺は、中国から伝わった儀式で、鬼を追い払う役(方相氏)と、方相氏の脇に仕える侲子と呼ばれる役の二十人で、弓や矢、棒、神聖な果物とされる桃などを使って、鬼祓い(邪気祓い)する儀式です。

追儺は今では、ほとんど行われなくなりましたが、現在でも節分祭で行っている神社があります。兵庫県の長田神社、京都御所の鬼門を守る吉田神社、日本一の厄祓い神社として有名な神奈川県の寒川神社、東京・上野公園内にある五条天神社などです。私は、寒川神社で「追儺式」に参加させていただいたことがありますが、みんなで楽しくする豆まきとは違って、神さまたちの力をお借りして鬼を祓う神事の空気感は、とても神聖で格別なものがありました。機会があれば、ぜひ追儺式にも参加してみてください。

もちろん、節分祭に神社で行われる豆まきに参加することも開運アクションです! しかし、参拝者が多い場合は競争率が高くなり、豆を1つもゲットできないということもあるかも…。でも、「御利益を得られなかった…」と、ガッカリする必要はありません。神社によっては「福豆」を社務所でいただける(購入できる)こともあるので、ぜひ、立ち寄って授かりましょう。神社で授かる福豆は、神前で邪気を祓い、神さまのお力を宿したもの。スーパーで

売られている炒り豆と比べると、パワーの強さは格別!!持ち帰った福豆は、「来年も、健康で幸せに過ごせますように」と願いながら、「年取り豆」としていただきましょう(詳細は
24ページ)。

出典:12ヶ月の開運神社カレンダー

【書誌情報】
『12ヶ月の開運神社カレンダー』
白鳥詩子 著

ほかでは語られていない、 「開運速度がぐんとアップする」特別な神社参拝を伝える1冊。 神社を守る家系に生まれ、11歳で巫女デビューした著者が、 お参りするのに「最適な開運日」を月ごとにピックアップし、 その意味合いと、神様が耳を傾けてくれる願いの伝え方をご紹介します! 神様との「ご縁」が深くなり、神様に愛されながら、 どんどん願いを叶えていける素敵なサイクルが生まれます。 気になる参拝のお作法や、暦にそった開運フード、お願いごと別のおすすめ神社も掲載! 神社好きも、神社巡り初心者も楽しめます。