お賽銭の金額より、神さまに思いを伝えることが大切
お参りの際、「お賽銭の金額はいくらがいいの?」「少ない金額だと願いが叶わない?」これらは、とても多い質問です。良い金額というのは、神道にはありません。なぜなら、お賽銭は、もともと「お米」だったからです。
古来、お米は日本人の命の糧でした。無事に収穫できると、心から神さまに感謝し、初穂の稲を神前に供えたのが、お賽銭のルーツです。お賽銭に込めるべきは、一にも二にも生かされていることへの感謝の気持ち。けして、願いを叶えるための取り引きのお金ではありません。また、お賽銭は神さまへのお供えですから、遠くから投げ入
れたりせず、そっとお賽銭箱に納めましょう。
お賽銭を納めたら、鈴を鳴らし、「二拝二拍手一拝」(2回ゆっくりと頭を下げ、2回大きく拍手を打ち、1回ゆっくりと頭を下げる)が基本です(神社によって異なることもあります)。
この所作をしながら、神さまに感謝を伝え、お願い事をします。お参りが終わったら、すぐにお尻を向けず、頭を下げて数歩後ろに下がってから、向きを変えてその場を離れるとより丁寧です。
出典:12ヶ月の開運神社カレンダー
【書誌情報】
『12ヶ月の開運神社カレンダー』
白鳥詩子 著
ほかでは語られていない、 「開運速度がぐんとアップする」特別な神社参拝を伝える1冊。 神社を守る家系に生まれ、11歳で巫女デビューした著者が、 お参りするのに「最適な開運日」を月ごとにピックアップし、 その意味合いと、神様が耳を傾けてくれる願いの伝え方をご紹介します! 神様との「ご縁」が深くなり、神様に愛されながら、 どんどん願いを叶えていける素敵なサイクルが生まれます。 気になる参拝のお作法や、暦にそった開運フード、お願いごと別のおすすめ神社も掲載! 神社好きも、神社巡り初心者も楽しめます。
公開日:2022.01.17