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「足」と「脚」など人間の体の呼称で同音異字がある理由とは?

「足」と「脚」にはどんな違いがあるの?

人間の体の呼称には、同音異字が数多くあります。たとえば「足」はひざから下、または足首から下で、「脚」は腿(もも)から下を指します。「足手まとい」「逃げ足が早い」「客足が落ちた」など人に対する表現には「足」、「雨脚が強くなる」「船脚が速い」など、人以外には「脚」が使われます。「くび」にも「首」と「頸」があります。「首」は本来、「首をとる・首をはねる」などというように、頭も含んでいます。「手首・足首」は元来、「手頸・足頸」で、つなぎ目の部分を表しています。また、「項(うなじ)」に対する首の前面を「頸」ともいいます。「会社をクビになる」のクビは「馘」と表し、首を切る、または切ったクビを意味します。

鼻の穴も「鼻口」「鼻孔」「鼻腔」の3種類あります。「鼻口」は見たとおり鼻と口のことを指しますが、鼻の穴という意味もあります。ただしこれは鼻の穴の入り口付近のことです。鼻の穴全体は「鼻孔」です。さらにその内腔を「鼻腔」といいます。人間の体の部分を表す漢字は、同じ体の箇所でも、意味によって表す漢字が異なります。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 大人のための日本語と漢字』
監修:山口謠司

「ニッポンとニホン使い分けは?」、「なぜ緑色なのに青信号?」「十二支の本当の意味とは?」、「間違って使うと恥ずかしい敬語は?」日本語と漢字にまつわる、とことん面白くてためになる話。単なるうんちくにとどまらない、使える日本語、生きた日本語から、日本人が覚えておきたいしきたりや文化、マナーまで幅広く紹介。図解でよりイメージができ、面白いほどかんたんに、日本語の興味深い「なぜ」と、正しい日本語の知識が増える1冊!