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高学歴社員ほど貧困老後に陥りかねない「大きなリスク」とは?【眠れなくなるほど面白い図解経済とお金の話】

「貧困老後」に陥ってしまうには理由がある

一代で金持ちになるには、どうすればよいのか。
①金持ちの親から高額の遺産を受け継ぐ。
②金持ちと結婚する。
③外資系金融等の高給取り社員になり蓄財に励む。
④株式や不動産などに投資して蓄財に励む。
⑤起業して独立系ビジネスで成功する。
⑥スポーツや芸能・芸術といった特殊技能で稼ぐ。
⑦画期的発明で莫大な特許収入を得る。
どれも一筋縄ではいきそうにありません。働きながらなら、④の投資ぐらいかもしれません。

大卒サラリーマンの生涯収入の平均値は2億5千万円ぐらい、中央値で見ると2億円程度です。しかし、ここから税金や社会保障費を控除すれば、手取りは1億4~5千万円。さらに衣食住などを賄うと、余剰分は限りなく少なく、投資用の資金さえ作るのは難しそうです。

大方の人は、定年で退職金を得て、それを老後資金とし、年金生活に入れれば、何とか貧乏でも平凡な生涯といえるのです。もっとも、非正規雇用だと退職金も年金も当てにできず、老後の頼みは生活保護受給だけで、貧困老後に陥るでしょう。ロバート・キヨサキ氏著の『金持ち父さん 貧乏父さん』というベストセラー本に描かれた貧乏父さんは、高学歴エリートの給与所得者でした。高学歴のエリートになるほど、組織内の厳しい競争に煽られ、 ラットレースを強いられます。これでは投資に時間を割く余裕ももてなくなります。

つまり、「学歴パラドクス」の最たる例なのです。「人と同じことをしていたら、人と同じにしかなれない」という箴言がありますが、これから高学歴社員で遮二無二組織で働く人は、貧困老後に陥りかねない「大きなリスク」に晒されています。

出典:眠れなくなるほど面白い 図解 経済とお金の話

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 経済とお金の話』
神樹 兵輔 著

日本社会をとりまく環境は日々変化を続けています。特にここ数年、令和の時代に入って、日本も世界も大きな変化が起こっています。日本の経済を知ることはイコール「世界や社会の今」を知ることにもなります。本書は〝経済のことは難しくてよくわからない〟というような人たちに向け、最低限知っておきたい経済の基本を身近なテーマと共に解説、読み解く一冊です。行動経済学から、原価や流通や利益のしくみ、生活に密着した経済の疑問や問題点など、いま知っておきたい経済やお金のことを、図とイラストでわかるやすく解説していきます。経済のしくみや原理原則を理解しないまま日常生活を過ごしていると損をしてしまうことになってしまいます。賢く今の世の中を生き抜くためには、世の中の動きやそこに潜む経済のメカニズムを理解することは必要不可欠なものです。

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