色は性格にも影響を与える
特定の心の状態や思考回路によって、人は特定の色を求める傾向があります。好きな色がわかれば、どんな性格傾向か推測できます。好きな色と性格の間には強い相関関係があるのです。たとえばピンクが好きな人は、繊細で優しい性格傾向といえます。
なぜこうしたことが起こるかというと、色から感じる心理的なイメージとその人の心の中にある性格傾向が一致して心地よく感じることが主な理由のひとつです。ピンクなら色の「繊細な」「優しい」といったイメージと、性格の中にある優しく繊細な性格傾向が一致して心地よく、色の好みとして現れてくると考えられます。
また特定の色を見ていると、性格にも小さな変化が生まれます。色は性格にまで影響を与えるのです。ピンクの色を見ていると優しくて繊細な性格傾向に向かいます。こうしたことは世界で科学的に研究されています。性格は色の好みとして表現され、色は性格へ影響も与えます。
複数の色が好きな人は複数の色の影響を受けているともいえます。ピンクと赤紫が好きな人は、ピンクから「繊細な」「優しい」という影響を強く受け、次に赤紫の心理イメージである「直感的」「行動的」といった影響を受けています。繊細で優しい性格で、直感的で行動的な部分をあわせもった性格であるといえます。
出典:決定版 色彩心理図鑑
【書誌情報】
『決定版 色彩心理図鑑 』
ポーポー・ポロダクション 著
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「ポーポー・ポロダクション」による、色彩心理のすべてがつかめる決定版!
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図・イラスト・写真でわかりやすく解説します。
公開日:2022.05.09