選手を支える色彩心理
スポーツの世界でも色彩心理は活用され、アスリートたちの能力向上に色が役立っています。 たとえば陸上競技場のトラックは、長い間赤レンガ色をしていましたが、2000年代になって青のトラックを見かけるようになってきました。
青の効果で選手はリラックスして走れるといいます。また青は視線がブレないで安定する効果も期待できます。青のトラックにすると好記録がでやすいといわれています。
赤は気分を上げて、攻撃的な感情にしやすい色です。交感神経を高めて戦闘態勢にします。ところが陸上競技に関しては、気分を上げるよりも冷静にリラックスするほうが、好記録につながりやすいことを示唆しています。
◉投げやすいと評判の青色ミット
野球でも茶系統(皮色)のグローブだけでなく、青色のものがでてくるようになりました。野球のミットの色と投げやすさの実験では、青色のミットがもっとも投げやすかったといいます。青は認知機能を高める効果があり、コントロールに自信のないピッチャーは青色のミットでコントロールがつきやすくなるといわれています。
茶系統のグローブは、背景の色である土と重なることもあり、コントラストから青が投げやすいといえます。
出典:決定版 色彩心理図鑑
【書誌情報】
『決定版 色彩心理図鑑 』
ポーポー・ポロダクション 著
色彩心理ジャンルでロングセラー連発!
「ポーポー・ポロダクション」による、色彩心理のすべてがつかめる決定版!
色の不思議な心理効果から色が見える仕組み、色の由来、雑学までを、
図・イラスト・写真でわかりやすく解説します。
公開日:2022.05.21