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赤ちゃんの初誕生祝いは餅を背負わせる!?その理由とは?

しきたりで祝う人生の節目

盛大に祝うのがならわし「初節句」
子どもが生まれてはじめて迎える節句。女の子は3月3日の上巳の節句(30ページ)、男の子は5月5日の端午の節句(42ページ)です。上巳の節句は、「桃の節句」「ひなまつり」ともいいます。上巳の節句にひな人形が飾られるようになったのは、平安時代の流しびなに貴族の女の子たちの遊び「雛遊び」が結びついたのが起源といわれます。端午の節句は、邪気祓いの行事で、江戸時代に武家の男子の成長を願う行事が始まりといわれています。

赤飯は魔除けのまじない食!?
赤い色に魔除けの力があるとされる赤飯。かつて宮中では、3月3日、5月5日、9月9日の節句には赤飯がふるまわれました。しかし、京都では慶事に白飯、凶事に赤飯を食べる風習があったとのことです。

無事に育った1年に感謝「初誕生祝い」
数え年(38ページ)で年齢を数えていた昔は、新年になるとみな一斉に年を取るので、今のように誕生日を個々に祝う習慣はありませんでした。しかし、赤ちゃんが産まれてから満1歳を迎えた「初誕生」は特別な日として盛大に祝いました。乳児が無事に1年間育つことが大変だった昔、その後も健やかに成長してほしいとの願いからです。祝いの席では、一升のもち米でついた大きな餅を背負わせる「祝い餅」「背負い餅」と呼ばれる行事が行なわれました。子どもがその重さに大泣きするほど元気な子になるといわれています。また、餅を踏ませる「餅踏み」や将来の職業や才能を占う「選び取り」なども行なわれます。一升餅には「一生食べ物に困らないように」との願いも込められています。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 日本のしきたり』監修:千葉公慈

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 日本のしきたり』
千葉公慈 監修

「運気を上げる」をキーワードに、「春」「夏」「秋」「冬」の1年を通して行われる暮らしの中のしきたりと、成長や長寿なと?を祝う「通過儀礼」のしきたり、結婚や葬式なと?にまつわる「冠婚葬祭」のしきたりを解説していきます。また、しきたりの「そもそも」と、古来より受け継がれてきたしきたりの変化、地域色、慶事と弔事のしきたりなど、「しきたり七不思議」的な視点で読者の興味を喚起します。日本人ならぜひとも知っておきたい日本のしきたりを図解でわかりやすくまとめて紹介!