1ヶ月マイナス500グラムが理想
急激なダイエットは逆効果
健康診断で内臓脂肪が多いと診断されると、急激なダイエットを試みる人がいますがそれはNG。極端に糖質の摂取量を減らして1ヶ月に3キロも4キロも体重を落とすようなダイエットは体調不良を招くだけでなく、リバウンドをして体重が増えてしまう可能性があります。
糖質を極端に制限すると肝臓に蓄積される中性脂肪が不足し、体は危機感を感じて体中の中性脂肪を肝臓に送り込むように働きます。肝臓に中性脂肪が集中する「低栄養性脂肪肝」(ダイエット脂肪肝)のリスクが高まるうえ、脂肪がつきやすくなって長い目で見ると体重が増加する可能性も高まるのです。これは中性脂肪がつきやすい男性だけでなく、極端なダイエットに取り組みがちな女性も注意が必要です。ダイエットの末、痩せているのにお腹だけがぽっこり出ているような人は間違いなく脂肪肝です。
そこでおすすめしたいのが、炭水化物の約15%カット。その程度の糖質減であればダイエット脂肪肝になるリスクはほぼありません。ごはんであれば一口分減らすだけなど、少しの工夫で無理なく継続することができます。1日の炭水化物を約15%カットすると、1ヶ月で500グラムの減量につながります。健康的にスリムな体を手に入れるには、ゆっくりと着実に取り組むようにしましょう。
糖質ちょいオフでもしっかり体重は落とせる!
普段の食事の糖質を約15%減らすだけで、体重を1ヶ月当たり約500g減らすことができます。過度な食事制限をしてもつらくなってしまい長続きしません。食事を楽しみながら、健康的に痩せることを目指しましょう。
糖質約15%カット = 1ヶ月で-500g
少しの食事の工夫で内臓脂肪は減らせる!
少しずつ体重を減らすメリット
リバウンドの心配なし!
我慢の必要なし!
健康を維持できる!
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 内臓脂肪の話』監修:栗原 毅
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 内臓脂肪の話』
監修:栗原 毅
ダイエットでも健康でも超重要な『内臓脂肪』をテーマに、速攻で落とせる方法を医師が解説する図解シリーズ最新作!
新型コロナウィルスの影響でテレワークの導入や、不要不急の外出など、何かと家にいる時間が多くなっているため、運動不足や食事量の変化により、肥満になって健康状態が悪化してしまう人も多くいます。
そこで問題なるのが『内臓脂肪』。ゆるキャラみたいなかわいいぽっこりおなかになってきた……と悠長に考えている場合ではありません。
内臓脂肪の増加は見た目の変化だけでなく、放置すると健康状態に様々な悪影響が出てきます。
本書ではそんな内臓脂肪が増えてしまう理由から、速攻で落とす食事法まで、すぐに使える超実用的な情報を幅広く紹介します。
『内臓脂肪の前に脂肪肝が問題』『内臓脂肪を減らすには緑茶を飲むのが最短ルート』『お酒を飲みながら内臓脂肪を減らす方法』など、今日から使える知識が満載です!痩せたい、健康になりたい、家族の健康が気になる、という方にはぜひ読んで頂きたい一冊です。
公開日:2025.03.21
