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風水は迷信じゃない!日本における都づくりでも用いられる風水思想とは?【人生が変わる!住んでイイ家ヤバい家】

風水とは環境学! 地形から住居に適した「気」を読み取ることが重要

風水と聞くと「迷信じゃないの?」と思う人もいるかもしれません。でも、その由来や歴史を知れば、先人たちの知恵や経験が詰まった、立派な学問だということがわかっていただけると思います。風水の発祥は古代中国。お墓のつくり方を示す「陰いん宅た く風水」が始まりです。仏教伝来前の中国では、少数民族それぞれに信仰があり、祖そ霊れ い崇す う拝はいの思想が主流でした。「先祖供養をきちんとすれば末代まで永続的に繁栄する」という思想から、お墓づくりはとても重要だったのです。

そこから、目に見える地形や地勢を重要とする「巒ら ん頭とう=地理風水」が生まれ、大規模な国や都づくりに活用されます。その後、方位盤などを用いて、建物や道路などの方位から、目には見えない「気」の流れを読み、住まいに活かしていく「理気=陽宅風水」が生まれます。

風水思想は唐の時代に最も栄え、儒教経典のひとつである「易えき経きょう」における八卦(自然現象を8つの基本図像で表したもの)や、陰陽五行思想(宇宙は陰陽と木火土金ごん水の5つの元素で成り立つという考え方)とも習合していきます。これをもとにして、日本では独自の「家相・気学」という思想が出来上がっていきます(22ページ参照)。

日本における都づくりでも、風水思想が用いられています。その代表が平城京、平安京です。ほかにも、沖縄の亀かめ甲こ う墓ば か、古い時代に建てられた神社仏閣、弘法大師・空海が創建した和歌山県の高野山も、風水思想にならってよく作られていると感じます。また、一大ブームを巻き起こしたパワースポットやゼロ磁場なども、地形から発される「気」によって人々が導かれている場所ともいえるでしょう。風水師はこうした「気」を読むのが仕事です。よい気が満ちている理想の場所は、山の地勢がよく、海・川・湖などの水脈があります。山の幸・海の幸といった自然の恵みが多い場所は、人が暮らしていくのに適しているため、自ずと人が集まり、繁栄するのです。

奈良の平城京、京都の平安京はそのよいモデル。逆に、水が涸れ、土地が痩せて作物が育たず、海の幸も獲れないという場所は、人が住むのに適していません。私たちは、常に住みよい環境を求めているのです。つまり、風水は環境学! 自然と社会がどのようにバランスよく共存していくかが重要です。環境学は、地質・地理学、民俗学、さらに言えば宗教思想ともつながっていき、そこには経済も生まれます。人間生活と環境は切っても切れない相互関係なのです。 風水の歴史は、少し難しいと感じられるかもしれませんが、何より大切なのは「住んでいる人の生活が充実すること」というのが、ゆうはん流の風水思想です。

出典:人生が変わる! 住んでイイ家ヤバい家

【書誌情報】
『人生が変わる! 住んでイイ家ヤバい家』
愛新覚羅ゆうはん 著/大島てる 監修 著

住まいで人生は変わる!家を開運スポットにする指南書! リモートワークが増え、引越しや移住を考える人も増加する今、 「ただ住む」ではなく「より良く住む」ために役立つ一冊です。 家には2つの種類があります。 ひとつは、幸運が舞い込む「住んでイイ家」、 もうひとつは不幸が訪れる「住んだらヤバい家」。 本書は、土地探しや設計段階から住居にたずさわる風水鑑定士であり、 自身も物件マニアである著者が、事故物件体験談も交えながらレクチャー。 古代中国発祥の「風水」と日本独自に作られた「家相」、 そして“快“か”不快“かを扱う「心理学」の三本柱をベースにした 新しいお家開運術で、人生を変える物件選び、部屋作りを楽しみましょう!

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