CASE 07 LED なら狭いスペースでも植物を均一に育てることができる
ランニングコストはかかるがそれ以上の恩恵を受けられるLED
照射範囲が広く、コスト面でも優秀なパネルタイプの LEDライトがやどかりさんのオススメ。「複数の株をひとつのライトでカバーできるのがパネルタイプのメリットですね」。
ただし、パネルタイプは中央と端で明るさに大きな差が出るため、反射材を設置して外に漏れる光を反射させるようにしています。「これだけで、1000ルクスほど明るさを向上させることができます」。
パネルタイプを使う際のさらなる工夫として、光量を調節できるものは、植物とライト本体をできるだけ近くすることで、光量の融通が効くようにしているそうです。「ライトを選ぶときには、スペクトル図を確認するのが重要。青と赤がしっかりとピークにあるものを選びましょう」。
育成植物 | アガベ オテロイ、アガベ実生(種子から)、パキポディウム、センナ メリディオナリス、オペルクリカリア パキプス、ほか観葉植物全般 |
使用機材 | ◎ LEDライト/ BARREL「TSUKUYOMI」「AM ATERAS」(計18台) BRIM「PANEL A」× 4(播種、子株用)「COS MO 22W」× 1(中株用)「SOL 24W」× 1(中株用)、HaruDesign「GL-A 6K 5800K」×1(中株用)、PLANTS NEXLIGHT「BLACK」× 1(アガベ以外用 )、I.G.S plants「growers pro UVB +270」× 1(メインライト小株用)「growers eco 150」× 1(播種、子株用)、Spider Far mer「SF2000」× 1(メインライト小株用) ◎その他機材/アイリスオーヤマのサーキュレーター (360度首振りタイプ)、他2台の計3台 LVWIT「ダクトレール スポットライト E26 口金 」、 szbritelight「ダクトレール」、AMZHOOZ「【自動首振り& 最大60時間連続使用】扇風機」 |
LEDライト 使用方法 | ◎使用時間/ 9時 ~ 22時 ◎ファン/ 24時間 |
【出典】『LED LIGHT 室内栽培基本BOOK』著:日本文芸社(編集)
【書誌情報】
『LED LIGHT 室内栽培基本BOOK』
著:日本文芸社(編集)
本書は、観葉植物の歴史から最新のLEDライトを使った室内栽培法まで、幅広く解説した一冊です。古代文明から続く観葉植物の文化は、現代においても多くの人々に愛され、特にLEDライトの普及により、室内でも多様な植物が栽培可能となりました。光の重要性や具体的な栽培方法を紹介し、実際にLEDライトを使って栽培を楽しむ人々の成功例やアドバイスを掲載。初心者から上級者まで参考になる内容が詰まっています。
公開日:2024.10.17