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内臓不調の予防・改善ができるストレッチ体操3選【背骨コンディショニング】

Text:日野秀彦

背骨コンディショニングで内臓不調の予防・改善

胸椎のゆがみが内臓の不調を起こす

胃もたれやむかつきをはじめとする胃の不調や、便秘・下痢、むせやすい……など、日常生活で感じるさまざまな不調があります。検査をしても異常がないことが多く、治療の対象とはなりませんが、症状が出るたびに不快な思いをしている人も多いはずです。一見、背骨とは関係がないように思われるこうした内臓の不調も、背骨コンディショニングで改善することができます。

仙骨・背骨のゆがみは、こり・張り・痛み・しびれなどの症状を招くだけでなく、呼吸器や循環器、消化器といった内臓の機能低下を引き起こすことは胸椎の矯正後の症状が軽減されたという声により明らかです。仙骨が後ろにずれれば、代償姿勢で腰椎の前弯がなくなり、バランスをとるために胸椎が後ろにずれます。また、左右の斜転により左右の変位につながります。

背骨の中でも胸椎は、大きく動く頚椎や腰椎と違い、肋骨を介して胸の中央の胸骨とつながって胸郭(きょうかく)を形成しているため、可動域が非常に狭いのが特徴ですが、仙骨がゆがむと胸椎がゆがみ、胸椎とつながっている左右各12本の肋骨も連動してゆがみが出ますのでやはり支える筋力が重要です。

胸椎からは、肺や心臓、胃、肝臓、腎臓などすべての臓器をコントロールする自律神経が出ています。たとえば、腰椎の4、5番の前枝は大腸、後枝は坐骨神経、胸椎6〜8番の右側は肝臓や胆のう、左側なら胃やすい臓といった具合です。

そのため、背骨のゆがみによって自律神経が過緊張を起こすと、伝導異常のためにその先にある内臓の組織全体がまず固くなります。いまの医学に臓器の固い柔(やわ)いという概念はありませんが。治癒力(ちゆりょく)は低下するようです。たとえば、消化管が固くなれば、食道なら誤嚥(ごえん/食べ物が誤って気道に入ること)、そして、胃なら胃もたれやむかつき、小腸や大腸なら消化不良や下痢・便秘などを起こしますし、肺なら息切れを感じたりします。

胸椎の変位と内臓の関係【背骨コンディショニング】

しかし、こうした不調も、仙骨・腰椎・胸椎のゆがみを正すことでそれらの症状を改善することができるのです。

【ゆるめる体操】開脚膝たおし(胸椎) ストレッチ

内臓不調の予防・改善に背骨コンディショニングでストレッチ体操①

ゆるめる部位:腰椎6〜8番

タオルと自分の体重を使って胸椎を効果的にゆるめることができます。両膝を左右に倒すことで胸椎6〜8番に働きかけ、自律神経の緊張をほぐします。

開脚膝たおし(胸椎) ストレッチ体操のやり方

【1】胸椎に丸めたタオルを横向きにあてて入れ、仰向けになり、足を腰幅より広めに開いて膝を立てます。両手は身体の脇に軽く広げておきます。背中が痛いときは、タオルを入れずに行ってください。

開脚膝たおし(胸椎) ストレッチ体操のやり方 手順1【背骨コンディショニング】

【2】両肩を床につけたまま、両膝を左右に倒します。

⚫︎左右に30往復する。

開脚膝たおし(胸椎) ストレッチ体操のやり方 手順2【背骨コンディショニング】

開脚膝たおし(胸椎) ストレッチ体操のポイント

両足を左右に倒すときは、腰から下をねじり、肩を上げないように注意します。

できるだけ両膝が床につくようにしますが、難しいときはできる範囲で行い、少しずつ可動域を広げていきます。

開脚膝たおし(胸椎) ストレッチ体操のバリエーション

【1】の姿勢で、両手の指を組んで頭の上に伸ばし、両膝を左右に倒します。広背筋も伸ばします。

開脚膝たおし(胸椎) ストレッチ体操のバリエーション【背骨コンディショニング】

⚫︎左右に30往復する。

【矯正体操】脇はさみ足クロス ストレッチ

内臓不調の予防・改善に背骨コンディショニングでストレッチ体操②

矯正部位:胸椎

胸椎にタオルを横向きにあてて足を伸ばして大きくクロスすることで胸椎に強く働きかけ、胸椎のねじれを矯正します。

脇はさみ足クロス ストレッチ体操のやり方

【1】胸椎に丸めたタオルを横向きにあてて仰向けになり、両足を伸ばします。脇の下を両手ではさみ、肘を床につけて上体を固定したら、片足を上げて天井に向けます。背中に痛みがあるときは、タオルを入れずに行ってください。

脇はさみ足クロス ストレッチ体操のやり方 手順1【背骨コンディショニング】

【2】上げた足を、両手ではさんだ脇腹から下をねじるように内側に倒します。できるだけ膝を伸ばし、つま先から遠くに倒したら、元の位置に戻します。

⚫︎10回行ったら、反対の足でも同じように行う。

脇はさみ足クロス ストレッチ体操のやり方 手順2【背骨コンディショニング】

脇はさみ足クロス ストレッチ体操のポイント

足を倒すときは、肩から上を動かさないようにして、脇の下からねじるようにします。

足を動かすときは、反動をつけないようにします。

【矯正体操】うつ伏せ胸椎ねじり ストレッチ

内臓不調の予防・改善に背骨コンディショニングでストレッチ体操③

矯正部位:胸椎

ゆがんだ胸椎をほぐして矯正し、緊張した神経をゆるめ、圧迫された内臓を正します。

うつ伏せ胸椎ねじり ストレッチ体操のやり方

【1】うつ伏せになって両手、両足を大きく広げ、顔を左に向けます。足を上げて腰をねじり、左手で反対側(右)の足の甲をつかみ、反対側に倒します。できれば足の内側を床につけます。30秒〜1分ほどキープして戻します。

うつ伏せ胸椎ねじり ストレッチ体操のやり方 手順1【背骨コンディショニング】

【2】つぎに、顔を右に向けます。足を上げ腰をねじり、右手で左足の甲をつかみ反対側に倒します。30秒〜1分ほどキープして戻します。

⚫︎30往復行ったら、反対の手も同じように行う。

うつ伏せ胸椎ねじり ストレッチ体操のやり方 手順2【背骨コンディショニング】

うつ伏せ胸椎ねじり ストレッチ体操のバリエーション

足をつかんで倒すのが難しい場合は、足だけで行います。うつ伏せになり、手の甲を重ねた上にあごをのせ、足を肩幅より広く開いてつま先を立てます。片足を反対側にできるだけ大きくねじります。

⚫︎反対側も同じように行う。

うつ伏せ胸椎ねじり ストレッチ体操のバリエーション【背骨コンディショニング】

胸椎のゆがみは内臓機能低下の原因となる

胸椎の6〜8番の右側は肝臓と胆のう、左側は胃やすい臓とつながっているほか、胸椎10〜12番は小腸や腎臓に、腰椎4、5番の前枝は大腸につながります。胸椎がゆがむと、これらの臓器につながる神経に伝導異常が起こり、筋肉だけでなく、臓器を構成する組織全体が固くなり、内臓機能が低下してしまいます。

内臓壁が固くなっている場合、脇腹をたたくと痛みを感じます。ずれている胸椎を矯正するだけで固さがほぐれ、血液検査の結果も改善します。

胸椎のゆがみ【背骨コンディショニング】

胸椎のゆがみからくる主な症状

胸椎3〜5

主に関係する神経

肋間神経

関連する器官・部位

胴体、内臓

考えられる主な症状

肋間神経痛、アトピー、乳がん、肺気腫、肺がん、弁膜症、狭心症、不整脈、ぜん息

胸椎1〜4

主に関係する神経

胸心臓神経

関連する器官・部位

胴体、内臓

考えられる主な症状

肋間神経痛、アトピー、乳がん、肺気腫、肺がん、弁膜症、狭心症、不整脈、ぜん息

胸椎6〜8

主に関係する神経

肋間神経

関連する器官・部位

胴体、内臓

考えられる主な症状

肝機能障害、胆のう障害、胃、十二指腸、すい臓の障害、糖尿病

胸椎5〜9

主に関係する神経

大内臓神経

関連する器官・部位

胴体、内臓

考えられる主な症状

肝機能障害、胆のう障害、胃、十二指腸、すい臓の障害、糖尿病

胸椎9〜12

主に関係する神経

肋間神経

関連する器官・部位

胴体、内臓

考えられる主な症状

腎臓・副腎・ひ臓障害、血小板・白血球造血不良、小腸障害、輸尿管障害

胸椎10〜12

主に関係する神経

小内臓神経

関連する器官・部位

胴体、内臓

考えられる主な症状

腎臓・副腎・ひ臓障害、血小板・白血球造血不良、小腸障害、輸尿管障害

出典:『一生痛みのないカラダをつくる 背骨コンディショニング 仙骨のゆがみを整え、全身の不調を根本から改善する症状別プログラム』著/日野秀彦

『一生痛みのないカラダをつくる 背骨コンディショニング』はこんな人におすすめ!

・全身の不調を改善したい!
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と感じている方には大変おすすめな本です。

「背骨コンディションニング」とは「仙腸関節可動理論」、「神経牽引理論」による、上半身と下半身をつなぐ唯一の骨である仙骨の歪みを整え、全身の不調を改善する画期的といえる運動プログラムです。本書では、改善率が実に96%以上、全国で30万人を様々なカラダの不調、症状から救ったこの実践的なプログラムをビジュアルに紹介します。痛みや不調は、医者や薬に頼らず、自分で自宅で治せます!

本書は背骨コンディショニングの最新&完全版!

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足のしびれ・足裏痛の予防と改善法

気になる中身を少しだけご紹介!週に2回の筋トレで筋力アップ!

正しい筋トレ方法でないと効果は得られない

ゆがんだ骨を矯正しても、その状態を維持するだけの筋力がなければ、すぐにゆがんで症状が再発してしまいます。症状の解消には筋力をつけることが不可欠ですが、筋トレは、正しいやり方をしなければ効果がありません。「頻度」「強度」を正しく行うことが大切です。とくに、「強度」は重要で、少なくとも最大拳上重量(自分がギリギリ1回上げることのできる重さ)の50%以上の負荷(強度)が必要となります。大まかな目安として、最大拳上重量を100%MAXとすると、50%MAXなら15回、75%MAXなら10回くらいあげられる重さです。はじめて基礎トレーニングのバックキックやハイエルボーローイング(P74~77)の筋トレを行うときは、「ギリギリ10回はできるけれど11回目は無理」というくらいの負荷で行いましょう。

筋トレは、たくさん行えば効果があるというものではなく、強い負荷をかけて筋繊維を破壊しては、筋組織が再合成されることを繰り返して、筋肉を増やしていくものです。筋肉を使いきった状態(オールアウト)から疲労回復までの時間は24時間から100時間ほどで、筋肉の部位によっても異なります。バックキックで鍛える大殿筋のように大きな筋肉の場合は回復までの時間を考えて、週2回程度の頻度で行います。

トレーニングするときの注意事項

・正しいトレーニングフォームや目的部位を意識し、反動を使わないようにします。
・トレーニングを行っている間は、呼吸を止めないでください。
・トレーニング後はかならずストレッチを行います(トレーニング+ストレッチ=1セット)。

筋肉向上トレーニングの中・長期プログラム

筋力アップには、自分の筋力に合わせた負荷をかけて行うことが大切です。週2、3回のペースで、以下のプログラムに従って負荷を段階的に上げていき、効率的に筋力をつけましょう。同じやり方を続けると効果が出づらくなりますので2ヵ月ごとに刺激を変えて、効果を出し続けるようにします。

筋力向上プログラム

6か月で1サイクルとして、このサイクルを繰り返し行います。
・ポジティブ:筋肉が縮みながら力を発揮する動作。
・キープ:筋肉が縮んだ状態で、動作を起こさず力を発揮する。
・ネガティブ:筋肉が伸ばされながら力を発揮する動作。

肩首の激痛・めまいの予防・改善「チンイン」

枕やクッションに頭を押しつけ、反発力を使って首まわりの筋肉を鍛えます。

首まわりの筋肉を鍛える

柔らかい枕かクッションに頭を乗せて仰向けになり、あごを引きます。

首まわりの筋肉を鍛える

あごを引いたまま、頭を枕に押しつけます。そのまま力を抜いて元に戻します。これを10回繰り返す。頭を枕に押しつけるときやストレッチを行うときは、肩を動かさないようにするのがポイントです。

ストレッチのやり方

①後頭部を覆うようにして、頭の後ろで両手を組みます。
②背すじを伸ばしたままあごを引き、30秒ほどキープし戻します。

トレーニング10回とストレッチ1回を1セットとして3セット続けて行う。

肩首の激痛、めまいの予防と改善のストレッチ

★ゆがみやすい頚椎の変形は多くの症状の原因に
★首肩痛・めまい・耳鳴り・顎関節症の予防と改善
★足のしびれ・足裏痛の予防と改善
★頭痛・肩こりの予防と改善

などなど気になるタイトルが目白押し!

著者の日野さんは、フィットネス、アスリート、不定愁訴改善などさまざまな運動プログラムを開発・プロデュースし、全く新しい「背骨コンディショニング」理論を開発して、現在では全国で展開しています。これまで全国で30万人以上が、なかなか治らない病気や、原因不明の症状から救われ、「奇跡のプログラム」といわれるようになりました。今でも予約が取れず、プロアスリートや芸能人、女優やモデルさんも通うというプログラムを本書ではたくさん公開しています。ぜひ皆さまの健康に役立ててください!

【書誌情報】
『一生痛みのないカラダをつくる 背骨コンディショニング』
日野秀彦

「背骨コンディションニング」とは「仙腸関節可動理論」、「神経牽引理論」による、上半身と下半身をつなぐ唯一の骨である仙骨の歪みを整え、全身の不調を改善する画期的といえる運動プログラムです。本書では、改善率が実に96%以上、全国で30万人を様々なカラダの不調、症状から救ったこの実践的なプログラムをビジュアルに紹介します。 本書は背骨コンディショニングの最新&完全版!痛みや不調は、医者や薬に頼らず、自分で自宅で治せます!