SPORTS COLUMN
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クライミングにも“技”がある【ようこそクライミングの世界へ】

Text:尾川とも子

手の持ち方の技や足技、身体技が多数ある

 クライミングはただ筋力だけで登っていくのではなく、いかに技を駆使して省エネで登っていくか?がポイントになります。アーケ、タンデュ、パーミングと言った手の持ち方の技から、ヒールフック、ニ―バー、トウフックなどの足技、ランジ、フラッキング、ステミングなどの身体技、沢山ありますがこのような技を駆使して選手たちは登っていきます。

トゥフックは和製英語

 なぜ、つま先でひっかける技なのに「トウフック」でなく「トゥフック」と言い出したのか?は詳しくはわかりません。日本にクライミングが入ってきた時代の諸先輩方が、最初に言い出した言葉が後世に伝わっている感じだと思います。英語が母国語の生徒さんにはやはり、トゥフックでは通じませんでした。

 もしこれからボルダリングやクライミングを始めようしている方、ジムのインストラクターの方が「そこはトゥフックですよ!」とアドバイスしてもらったら、つま先をひっかけるのだなと思っていただければ大丈夫です。

進化するクライミングシューズ

 普通のスニーカーと比べてクライミングシューズはとても小さいです。私は普段23.5㎝のスニーカーを履いていますが、クライミングシューズは20センチほどのものを履いています。足の指は折れ曲がって、親指側に力が入るようにシューズが湾曲しています。

 また、底のゴムも滑りにくい特殊なものを使っていて、トウフックでも滑らないように足の甲の部分までゴムで覆われているシューズが今は主流です。私がクライミングを始めたころは足の甲までゴムで覆われていませんでした。ゴムもより滑りにくいものが開発されどんどん進化しているのです。ほかの競技と同様に、シューズが進化すればもっともっと難しい岩も登れるようになるかもしれませんね。