【なでしこリーグ】スフィーダ世田谷の強化軸を考える≪なでしこリーガー・樫本芹菜≫

前回はワールドカップのことを書きましたが、今日は目線を国内に変えて話をしていきたいと思います。
私が現在所属している「なでしこリーグ」は日本代表である「なでしこJAPAN」と同じ名称を持つこともあり、今回のワールドカップに選出された選手も普段はこのリーグでプレーしていると思っている方が多いようです。
本大会では「なでしこリーグ」に所属する選手が1人も選出されることはなかったのですが、プロリーグと比べても遥かに長い歴史や、前述のような背景を持っている点など、個人的にはなかなかに面白い立ち位置をとっているなと感じています。
昨年はなでしこ一部リーグ優勝を果たした所属クラブであるスフィーダ世田谷ですが、今年は9/19時点で5位と少々苦戦を強いられています。
昨年の優勝から、うちに似たスタイルのチームもちらほらと散見されるようになり、勝つことに割り切ったスタイルを相手に自分たちの形を見失っていることがそのままの順位として表れています。
ただ、その中でも目先の勝利だけに留まらず、まずはスフィーダらしさを取り戻し、そしてさらにその先へと、昨年と比べて結果が出づらいことや負傷離脱の多さからなどくるモヤモヤを抱えながらも、少しずつ積み重ねを感じている日々です。
うちの選手たちが持つ「個」としてのポテンシャルはどこよりも高いものがあると思っていて、さらによくわからない立ち位置となったこの「なでしこリーグ」では、いい意味で自分たちのスタイルを追求していくには適した環境だと考えています。
まず、プロリーグとなるWEリーグでは興行として資本的な面でのプレッシャーも当然大きくなるため、自分たちのスタイルを追求される前に、成績不振でスタッフの入れ替えなど、クラブからのテコ入れで現場の様子が大きく変わることなんて日常茶飯事です。
また、リーグとしての立ち位置から考えても、少しでも多くの選手を代表へ送り込もうと、そこからの逆算的な、いわゆる日本的なサッカーを模索するチームも出てくるかもしれません。
そういった点を踏まえると「なでしこリーグ」に所属するチームは比較的自由に自分たちのスタイルを追求しやすいはずだと考えていて、それこそが個人的には一番魅力を感じている部分です。
また、前回の記事のように、「個」としてのポテンシャル、誰よりも色濃い個性をそれぞれで持つ選手が集まるスフィーダでの表現のあり方は本当に多種多様なように感じていて、現状はまだまだ荒削りですが、磨いて尖らせていく先に今までの日本にはなかったようなスタイルに辿り着くように感じています。
そしてそれはクラブ運営の方でも同じようなことを感じています。次回はそのあたりについてお話ししようと思います。
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